デコラのひとりごと。
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年明けに、昨年3月に会社を辞めた先輩から連絡があった。
すごく仲良しだった人なのだけど、 彼女が辞める寸前になってから人間関係がすごく複雑になって その後はずっと連絡が途絶えていたのだ。
私はそのいざこざの当事者ではないけれど、 もう一人のほうが精神的なダメージをひどく受けていたから その子のことを心配するのにいっぱいいっぱいで 先輩とは連絡とるにとれない状況だった。
でも、落ち着いた頃にすごく気になってきて Sちゃんと話し合って時々メールしてみたりした。 返信はなかった。
彼女はとても強い人だったけど、 でもだけど、傷ついていたと思う。辛かったと思う。 あの時のことは、第三者から見るとどちらも悪くなくて。 どちらの気持ちもわかってしまって。でもどうしようもなくて。 でも、まわりはどうしても弱い人間の味方をするし庇ってしまう。 結果的に、彼女は悪者になってしまった。
結婚のことを知らせたくて、招待状を送った。 会社の人が多く来る式には彼女はきっと来ないだろうとは思ったけど。 それでも、私が悩んでた時にいつも前向きな助言をしてくれたのは 彼女だったから。何度も力になってくれたから。 どうしても、「ありがとう」が言いたかった。
そうして昨夜、彼女と逢うことができた。 もしかしたら、会社への恨み言などを聞かされるかもしれない、 なんて正直ちょっと覚悟していた。 でも、彼女は違っていて。 一時は極度の人間不信になって、ふさぎこんでいたらしいけど 今はしっかりと前を向いて進んでいる。 ようやくすべてを受け入れて、話をしてみたいという気持ちになれた。 そんな彼女の言葉を聞いて、心の底からホッとした。
「パンを焼く勉強をしているの」と彼女は言った。 資格をとって、いろんな人に手作りパンの焼き方を 教えてあげられる人になりたいそうだ。 経理のプロだった彼女が。まさかそちらの道に進んでるなんて。 すごく驚いたけど、でもなんか嬉しい気持ちになった。 精神的に病んでた彼女がたまたま誘われて行った手作りパン教室。 そこで彼女は本当に久しぶりに「楽しい」と思えたし「笑顔」になれたそう。 これはみんなが「笑顔」になれて「幸せな気分」になれる職業だと思って。 彼女は楽しそうに話してくれた。
思えば彼女の人生は波乱万丈で。 ここには詳しく書けないけれど、本当にいろんなことが起こっている。 それでも30代後半。 彼女は新しい道を切り開いてゆこうとしてる。 それって素敵なことだと思うし、私自身も前向きな気持ちになれること。 いくつになっても、なにが起こっても、 自分自身が目的を持って前向きに生きていられたら。 きっときっと、大丈夫なのだ。
今朝、彼女が焼いたパンを食べてみた。 それは、びっくりするくらいにふっくらしていて バターの味が口いっぱいに広がって。 とってもとっても美味しかった。 これが彼女の言うところの「しあわせのパン」なのか。と 妙に納得してしまった。
decora
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