デコラのひとりごと。
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2003年11月21日(金) 東京ばなな事件。

ところで私は、東京ばななが大好きです。
だから、いっつも東京出張に行く人には
「東京ばなな買ってきてね〜!」とおねだりします。
しかし、買ってきてくれたことありません。(高いから)
でした!!今までは。


今朝、まだ通勤途中の私にひとつのメールが。
『急いで会社に来てください!隊長が!隊長が!とうとう!』

隊長とは営業の人なのですが、彼がサンプルの帽子をかぶってる姿が
あまりにも時代を飛び越えた存在だったので、それ以来
私とKちゃんは彼のことを「隊長!」と呼び、崇め奉っていたのです。
(彼が敬礼をする姿は本当に素敵すぎます)
いつものように東京に旅立つ彼。私は敬礼をして彼を見送りました。
「隊長!無事のご帰還をお待ちしてます!東京バナナもお待ちしてます!」
「おう!生きて帰れたらな!いつものように国旗を振って待っててくれ!」
そんなことを言いつつも、どうせまた買ってきてくれないんだろうと
期待もなにもしてなかったんですが。今回の隊長は違った!

会社に着くと、Kちゃんが私を待ち受けてました。
「遅いですよ!見てくださいよ、これ!」
見ると、それは東京ばなな。大好きな東京ばななの黄色い箱。
わーい!わーい!すっごい!うれしい!隊長大好き!マジ惚れた!
(↑食べ物に引っかかる安いオンナです)
喜んだ私は隊長が掃除をしてる3階まで走って行きました。
隊長!ありがとう!!しかし満面の笑顔の私に隊長は言いました。
「おまえに買ってきたんじゃないから、おまえは食っちゃダメだ」
またまた。そんなこと言っちゃって。
私がお願いしたから買ってきてくれたくせに!

隊長の言葉はまるで無視の私はゴキゲンで仕事してました。
思えば、隊長が旅立つ前日。
「展示会で使うポスター作って」と頼まれてたのに
「忙しいから無理です」と、冷たく言い放って彼に逆らいまくってた私。
そんな私のお願いを聞いてくれた隊長。
もうあんなことはしません。頼まれた仕事はちゃんとやりますから。
そんな謙虚な気持ちにすらなってました。嗚呼、東京ばなな。

その時、事件は起きました。Kちゃんが私のところに来て言うのです。
「大変ですよ!東京ばなながあと1個しかありませんよ!」
見ると、既に包装紙を破り取られた箱にぽつり。東京ばななが1コ。
なんで?まだ午前中なのに!恐るべし、うちの会社。
もらったお菓子は一瞬でなくなるという伝説すらある会社です。
「ひどい!誰?私の断わりもなく!」(←カンチガイ)
ショックで叫ぶ私の手に、Kちゃんは最後のそれをそっと手渡しました。
「いいですよ。あんなに食べたがってたんだから。これ貰ってください。
 私、誰にも言いませんよ」
「え?いいの?でも最後なのに」
そう言いつつ、私は最後のそれを自分のロッカーに隠しました。(最低)

あーあ。でも本当はみんなで「美味しいね」って食べたかったのに。
あーあ。ガッカリ。みんなにも食べさせてあげたかった。(←じゃあ、返せ)

しばらくして、Kちゃんが再び私のところにやって来ました。
「ごめんなさい」いきなり謝りました。え?なにが?
「じ、実は・・・」
東京ばなな。本当はまだたくさんありました。
隠してあったのです。それもこれも、隊長の命令で。
「だって、やらないと脱隊だって。脱隊したら射殺だぞって」
つまり、私は騙されてたわけで。
「でも、面白かったです」
・・・・・Kちゃん?

すべては隊長の策略だったのです。
私はからかわれてたのです。笑われてたのです。
く、悔しい!!!
「人間不信になりそうです」
隊長にそう言うと、彼は
「俺に逆らうと、こうなるんだ!」
そう言って高笑いをしていました。
チ、チクショウ。

でもおかげさまで、ブレイクタイムには
みんなで美味しく食べれました。麗しき東京ばなな。むふー。


・・・こんなおバカな会社生活も残りわずか。
なんだかとっても淋しかったり。




今日は、思いがけない贈り物が自宅のほうにも届いていて。
なんだかとっても嬉しかったのでした。



「東京ばなな事件」完。








decora