デコラのひとりごと。
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2003年08月10日(日) 変わりゆく街。

自転車に乗って
フラリと駅の向こうまで行ってみた。

今の会社のひとつ前に半年くらい働いてた会社があって
私はそこまで自転車で通っていた。
当時、通勤に使ってた道がなんとなく懐かしくて。

その頃、私は毎日がつまらなくてつまらなくて。
人間関係だけはすごく良い会社だったのだけど
仕事がとにかくヒマでつまらなくて。
私は苦痛で仕方ない日々をおくっていた。
毎朝、行きたくないなと思いながら家を出て
自転車でゆるやかな坂道をのぼる。
その坂道をくだるときに吹く風と
その先にある小学校の脇にある葉桜の並木道の下を
蝉の声を聞きながら走り抜ける瞬間だけが
私の小さな幸せだった気がする。

あの葉桜を見に行こう。
そう思って久しぶりにそちら方面まで行ってみたのだけど。
驚いた。駅の向こうはすっかり景色が変わっていた。
造りかけの都市高のでっかいコンクリートの柱をびっくりしながら見上げた。
そうしてその先に行くとあったはずのセブンイレブンはなくなっていた。
それ以外はなにがどう変わった、とかは言えないのだけど
なんというか全体的にスッキリとしていて
私が毎日通っていた道とは全然違うように感じた。

もう3年が過ぎていた。
ついこないだのようにも思うけど。
駅まではよく行くんだけど、その先まではなかなか行かない。
行かない間の3年に、けっこう変わるもんだな。
近所なのにね。気がつかなかった。

小学校の桜はきちんと剪定されていて
歩道に降りそそぐような緑を期待していた私は少しガッカリした。

もうすぐ私は福岡を離れる。
きっと、こんなふうに。
住み慣れたこの場所だけど。
再び来たときには少しずつ変わりゆく街を見つけて
さみしい気分になったりするのだろうな。
たぶんね。







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