デコラのひとりごと。
TOP|←|→
1日目。
出発前のラジオにて、福岡も梅雨明け宣言する模様との情報を聞く。 にわかに夏めく朝。私たちは福岡空港を発つ。
沖縄は晴れ。 首筋をジリジリと照りつける太陽に沖縄を感じて嬉しくなる。 レンタカーを借りて、レッツ・ドライブ! レゲェのリズムでノリノリ。58号線をゆく。 流れる景色はレトロちっくでアメリカちっくで、 そうしてやっぱり沖縄独特のもので。 珍しいお店や看板や建物に、いちいち私たちははしゃぎっぱなし。
沖縄は2度目。前回は地元の友達に連れられてブラブラしてて それはそれで楽しかったのだけど、不思議と記憶はうっすらしている。 あのときも見たはずのものを全然覚えてなかったりする。 でっかいハンバーガーと海にいた熱帯魚と夕暮れのビーチに打ち寄せる波と ハブ公園で首に巻いた大蛇の感触と首里城の赤い色。 今、思い出せるものはとても断片的で曖昧だ。 でも今回の沖縄はいろんなことを明確に覚えている。 たとえばあの道をまっすぐに行って次の信号を左に曲がるとなにがあるとか。 まだ帰ってきて日が浅いせいもあるんだろうけど(笑)それでも。 連れられて歩く旅と、自分で地図をみて道を探して歩く旅の違いっていうのは そういったことなのかな。
事前に会社の人に教えてもらってたお勧めスポットにブラブラ立ち寄りながら 昼食にはすっごく雰囲気の良いレストランで美味しいステーキを頂いて。 大満足の私たちだったのですが、万座毛あたりで事態は急変。 ・・・雲行きが怪しいのである。 空は嘘のように暗くなり、広い広い海の向こうに稲光が見える。 降るぞ降るぞと言っていたら、あっというまにどしゃ降りの雨。 とりあえず、ホテルに向かって車を走らせる。 きっと夕立だよね。きっとすぐに止むよね。 祈るように私たちは口々にそう言った。 ・・・けれど、雨は止まない。
ホテルに着いた。 まさにリゾート!といった感じ。 ハワイかどこかのコンドミニアム風の建物。 広い部屋にバリっぽいインテリア。 そうして大きな窓の外には海! 最高!素敵!ブラボ! なのだけど、いまいちテンションがあがらないのは雨のせい。 あーあ。雨が降ってなければ最高のロケーションなのにね。 あーあ。雨が降ってなければこれから探検に出掛けるのにね。 私たちは口を尖らせた。ブルーだ。とってもブルーな気分だ。 仕方がないからぼんやりとテレビを見た。 天気予報。明日の天気も曖昧なかんじ。良くはない感じ。 うっそでしょ。まじですか。信じらんなーい。 しかも悔しいことに沖縄以外の九州地方はオール晴れ。 これはバチか?3人も揃って月曜に会社休むバチなのか? 自称晴れ女の私ですが、窓の外の雨にはお手上げ状態。 どんどんどんどん暗い気分に落ちてゆく。
20時を過ぎた頃だろうか。 雨音が静まる。 ベランダに出てみた。雨は上がったみたいだ。 見渡すと街灯のあかりが湿った空気に明るく光る。 気を取り直して、夕食を食べに出ることにした。 ふてくされて部屋でお菓子を食べてたのでお腹はあまり空いてなかった。 軽く食べようってことで、敷地内の居酒屋に行く。 ラフテー。ゴーヤチャンプル。沖縄そば。 ちょこちょこつまみながら、泡盛カクテルで乾杯。沖縄の夜。
ひょんなことで知り合った那覇からゴルフに来ているという人達と仲良くなる。 会社の福利厚生で安く泊まれるという同じ敷地内のコンドミニアムに 泊まっているとのことで遊びに行くことになった。 同じ年頃の人もいたけれど、40代のオジチャン達がとにかく楽しくて すっかり仲良し。沖縄訛りのまったりとしたトークで盛り上がる。 沖縄のお墓は何故、石の家みたいであんなに大きいのか、とか 「かりゆし」という言葉の意味、とか、息子さんの嫁にどうでしょう、とか。 そんな感じで(笑) お酒を頂きながら真夜中過ぎまで話し込んでしまって、すっかり眠くなってしまった。 自分たちの部屋に帰る道を歩きながら見上げた空は満天の星空。 あーしーたは晴れるー♪ 嬉しくなって、nokkoの歌を大きな声で歌った。
雨が降ったから出逢えた人がいる。 雨が降ったから過ごせた時間がある。 明日が晴れるのなら、今日の雨も良いことのように思えた。
decora
|