デコラのひとりごと。
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昨日、留守番電話に母からの伝言があった。 つい先日、電話で口論をしたのを思い出す。
私は、時々ここで母のことを書いているけれど その内容にあるほどには良い娘ではない。実は。 母を思いやる気持ちは歳を重ねるにつれて強まる。 しかし、その気持ちとはうらはらな言動をしてしまうことだって もちろんあるのだ。親子だもの。しかも私は我侭な末娘なんだもの。
先日の電話で、母とある話をしていた私は突然母に対して腹をたてた。 「どうして、お母さんはそうなんだ」とひどい口調でののしった。 少し疲れていたのかもしれない。最後はほとんど八つ当たり状態。 母にはできるだけ優しくしようと思う近年であったけれど 時々私はこんなことをしでかしてしまう。結局は甘ったれているのだ。
母は、ずっと気にしていたのだろうか。 数日過ぎた昨日になって、しかも私が絶対に留守の時間帯に わざわざ電話をかけてきていた。こないだはごめんね、と。 「あんたも色々とひとりで大変なんやろうねぇ。頑張ってるよねぇ。 でも、お母さんにできることがあったら、なんでもいいなさいねぇ。 いつでもお母さんはあんたの味方なんやけんねぇ」 留守番電話が苦手な母である。伝言は58秒あった。なんだか泣けた。 こないだ、私は本当にひどいことを言ってしまった。 「お母さんは、私のことなんてどうでもいいんやろう?」 そんなこと、本当は思っていない。全然思っていない。 母が私のことを想ってくれていることは、十分な位に知っていた。 深い愛情を兄妹の誰よりも受けながら育ってきた私なのだから。
母からのその伝言を、私はまだ消せずにいる。 お母さん、本当にごめんね。そして、本当にありがとう。 その言葉を言えないままで。。。
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今日、彼女に会ってきた。 迷って迷って迷った結果、彼女の彼に確認をとってから。 ・・・まだ少し人と接するのが恐いのだろうなという印象を受けた。 両手がずっと耳をさわっていた。 でも、いつものような馬鹿な話をして笑いあった。 「やっぱり私達、3バカトリオですね」と彼女が言って嬉しかった。
彼女の笑顔。 それが、私達を気づかっての無理した笑顔なのか 本当に心からの笑顔なのか、、、正直わからない。 わからないけど、わからないけど、 一瞬だけでもその笑顔が本物だったことを願いたい。
自己満足の親切の押し売りだけはしたくないと思う。 考えれば考えるほどに難しい。私にできることはなんなのか。 彼女のこと。元気だった過去と今の状況を思うと悲しみがこみあげる。
私と彼女はよく似ていた。考え方や感じ方、悩みの内容まで。 いつも帰り道の公園でたくさん話をした。時間を忘れるくらい。 私が歌うと決まって彼女は一緒に歌った。何故かそんなことをよく思い出す。 自分が一番彼女を理解しているつもりでいた。 なのに、肝心なことはなんにもわかっていなかった。 思いあたることは、たくさんあったはずなのに。
原因はなんなのかと考えたり、彼女を自分と置き換えて考えたりするうちに 自分の中のすごく深い深いところに迷い込んでしまって、只々考え続ける日々を 過ごしてしまった。辛くて辛くて仕方がなかった。 でも、私がおかしくなってどうするんだろう。本当に辛いのは彼女なのに。
しっかりしよう。そう思った。
decora
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