七竃雑記帳
桂木 炯
帰りました
さて、台風の後片づけ前に
親戚間で一悶着あったりして(家族間では無い!!)
肉体疲労よりも
精神疲労の方が酷かった私(&母)
ちなみに毎晩睡眠薬とお友達(危険)
ま、それはおいといて(えぇー?)
到着時にやっと電力復旧・・・
つーことぁ、冷蔵庫のなかがね
なんか・・・
でろでろ
なの色んなものがね、
でろでろ
・・・
爆弾処理班の気分ですね♪(色々あったらしい)
今回は「風」台風で、真水は一滴も被ってないわけですが
なのにまんべんなく家屋が湿っぽい
というか
潮っぽい
田舎にあるの家というのは
なぜか妙に大きく
何故か納屋が敷地内にあるものですが
その納屋が・・・
庇が落ちて、その付け根部分から
風に煽られた潮がドーンドーンとぶつかって
壁が内部にはがれ落ちるという状態
しかも赤土の壁なんで水分含んで粘土状になって
畳全面に広がってるわけです
母屋の方は
瓦も随分飛んでましたが
高潮の被害というのは遥に想像を超えていまして
二階の屋根裏にバケツ3杯分の海水が溜まってました
(布で吸って絞って・・・という作業を繰り返す)
屋外のぐるりが全部潮でべたべた
網戸に水滴がついてたんですが
日光を浴びるとキラキラするんですよね
5日も6日も・・・(恐)
水は蒸発しているんだけど、海水の内容物で粘液みたいになって
ずっととどまってるって事なんです
こうなると多少の雨ではどうにもならない
ホース片手にデッキブラシで擦り落とすこと半日(笑)
屋根の修繕も早めに来てもらったので安心
(しかし後続の修理は材料がないためストップしているらしい間一髪)
でも、雨どいに水が流れないほど満タンに
海砂が乗っているのには驚いた(お玉でかきだした)
あとは畳干しーの
割れたガラスのかわりにアクリル板切って入れーの
押し入れの戸袋の中身全部出しーの
中身洗いーの(潮びたし)
どさくさに紛れて木材燃やしーの(災害時の野焼きはOK)
いや、なんかね、今まで放っておいた
材木とか退かさないと修繕が出来ないって言うんで
退かすでしょ・・・・み、みたことのない生きものが一杯・・・・(嫌ぁっっ)
運んだけど!運んだけどーーー!!
ふつうの都会育ちの人だったら半日も持たないかも・・と遠い目になった
台風は過ぎる最中に何度か風向きが変わるのですが
一番、被害の大きい風の頃に長くとどまってしまったらしく
暴風で海水が浜辺の砂ごと屋根を下から上に揺さぶるので
地震なんかよりも恐ろしいそうです
防波堤のある浜から
車二台がすれ違える道を挟み
塀のある家→空き地→うちの家→家→寺
以前まで空き地部分にも建物があったんで
被害は少なかったんですが、モロでした・・・
波は高く打ち上がるので、一番手前は以外と平気
家が終わったら山・・・
折れに折れたり、杉に柿に栗に梅・・・
切った丸太を片づけること半日
(正確には放り投げ続けること半日)
塩害の凄いところは随分高い山の作物でさえ
まっ茶色に枯れさせてしまうというところ
この時期まだ緑の木々が、立ち枯れたように葉をつけたまま
茶色く染まってました、よその海岸べりの土地なんて
流れ着いたゴミと相まって壊滅状態、その上
潮を被っているのが乾いてきて白い結晶ができて
さながら塩田のように・・・
うちの家があるのは西
山は東・・・東のほうが酷くて
道は崩れるうえに、海から上がった砂が三十センチは積もってる
この砂はどこから来たもんだろう?とおもったら
東の浜は堤防を降りればすぐに砂だったところが
人二人分はかるくえぐれて、はるか下方に陥没していました
(落ちたら間違いなく骨折)
岩を砕く波のような〜♪とはいうけれど
本当に砕きますからね
こーんな堤防だったのが
このように(砂が持ってかれてるので満ち潮には海がギリギリに・・)
これで、地震で津波なんか来たら泣くに泣けません
家の被害もさることながら
砂浜が無くなるような、地形変化まで見ると
恐いというより、どうしようもないなーとしか
思えないものです、ま、人は無事だったので良かった良かった
そのわりに満身創痍の人
わかんないアザとか首にすごい切り傷とか
ちょっと今、人に見せられない状態です
でもって腰が悪くって普通に起き上がれなかったの
一回うつぶせになって、膝でもって「よいしょ」って四つんばいに
ならないと起き上がれなかったの(重症)
あわてて直しに行ったら
今までに類を見ないほどのヶ所を治されました(トホホ)
じゃ、今日もゆっくりします。
2004年09月18日(土)
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