七竃雑記帳
桂木 炯



 ううむ。





立春なのに寒すぎる・・ううむ。


派兵ですか・・・ていうか「兵」ってついてるじゃない・・
送り出す家族の人が
「赤紙を貰ったのと同じ気持ちだと思います」って
辛そうに言っていましたよ

机の上だけでなんとかかんとか言ってないで
自分で鉄砲かついで行ってきなさいよ!

って思ってしまうんだけどなぁ
でも、危険費込みで働いているわけだからなぁ・・
だからって、何を志にしてるってわけでも
国を背負うんだって思ってるわけでも無いはずだよなぁ・・ううむ。


そんなんでも百貨店は
赤やハートのパッケージで浮かれてるもんですね
なんだか不思議な眺めだ・・ううむ。

今年は何の関係も無いから良いなと思ってたら
自分にはなくとも、親には義理を果たす場所があったんですなぁ
そんなわけで
炊き出し用鍋にて仕込みは完了(なんでそんな量になるのか?)
なんとなく気分でクーベルチュール※1を買ったものの
テンパリング※2なんか大理石の板のある所でやってくれよ・・と
面倒くささにそのまま齧ろうかと思う始末です
一度も食べたことの無いものを試作してみたら
一粒で酔えそうなほど洋酒が効いてるトリュフってどうよ?
という結果だったので、ゴ○ィバで買って食べてみたら

ううむ。

というお味で
まぁ、日持ちするように作ってるんだからしょうが無いか・・と
値段の割に納得しきれないまま今に至ります

私はビター派であって
向こうはスィート派だっというだけの話だ


ということにしておきますこの際



※1クーベルチュール
製菓用のカカオバター含有量の多いチョコレートの事
(国際規格31%以上)
いわばチョコ菓子の素
ブレンドして、好みの味にできるが
非常に濃厚な味がする



※2テンパリング(温度調整)
女子が思い人のためにチョコ菓子を作ろうとするとき
一度は耳にした単語であり一度はぶつかる壁
(説明になってない)

チョコを成形するときに最も重要な作業の事
簡単に言うと
チョコを刻む→60℃程の湯煎で温度を上げ溶かす→
冷水で26℃前後まで下げる→湯煎で温度を上げる
(32℃以上にしてしまった場合やり直し)
こう書くと「出来そう」と思ってしまうのが不思議なぐらい面倒
ちなみに室温は18℃前後で
湯気・水・空気が入らないように注意が必要
この作業をしないもしくは失敗すると、口当たりが悪く
見栄えも悪いものになってしまう・・・


って
普通チョコ菓子はパティシエとは別の
ショコラティエなる専門職人が作るものであって
このテンパリングもボウルではなく広い大理石の台で
溶けたチョコを拡げ混ぜて行うような専門技術満載の物なので


素人が作ったら不味いものになって当たり前だ(結論がそれか)



2004年02月04日(水)
自己紹介 目録 手紙



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