七竃雑記帳
桂木 炯



 私的見解3

昨日が歌舞伎の話だったので
歌舞伎続きで
今回は


MASATOさん


なんで歌舞伎につながるかっていうと
R嬢がまだファンではなかった時期に
MASATOさんを見ると必ず


歌舞伎顔


と言っていたとかいないとか(笑)
や、あの時期のメイクがそうだっただけで
素顔そんなんじゃ無かったから


Guitar
1976.12.26
A


上手花形ギタリスト
本当に「花形」という言葉のよく似合うタイプ
呼び方は、MASATOさんおよびまーとさん
んーでも「まさとさん」と呼びたくなるね何でかっていうのは
後ほど・・・



ギターは最近とても安心して聞ける(何様のつもりか)
だから楽器の知識が無いから書けないんだよ!(切れるな)
最近髪を切ってパンクっぽくて
弾き方も以前の優雅な物腰から一転、攻めの、
がむしゃらっぽい弾きに変わっているのですが
こっちのが本性よねとか思ってしまう(笑)
ソロとかで音すっ飛んだりとか、ほとんど無い気がする
楽器に対して丁寧に取り組む人というイメージがあります


作る曲はなんだろう、一番洒落っ気のある感じかな?
本当に多彩、バンドの曲という感じが一番色濃い気がする
バンドでライブでやることをきちんと意識して創ってる気がする
や、全員そうだろうけどなんか一番ね


Webのことだって、多分今
彼がほとんどのことをやってんじゃないのかな?
すごいです、それで食べていけるって感じだもの


容姿的には、まず細身・・・ステージで見ると本当に細身
でもバランスは良い、顔のラインはシャープで
目元も涼しげに綺麗な一重、結果見事な美青年
なんか、憧れの若侍とか、書生とかそんな感じに見える(私には)
現代風の衣装を着てても雰囲気というかたたずまいが「和」


性格は、これはもう言い方としては悪いけれども


「ええしの子」ってわからんてこれ


関西で上流階級で育った人のことをさしてこう言いますね
(ん?最近は言わんのか?私には日常用語なんやけど??)
だから、良い育ちの人という事ですが
ええ家で育ったんなら、まぁ「ぼんぼん」でも構わないんですが
それだと、ちょっと違う意味にもとられたりもするし
どっちかと言うと、商家の跡取り息子に使われる事が多いので
知識人の家や、代々の地主なんかで
格式の高い家だと「ええし」という表現になるわけです


人への気の配りかたやなんかが
凄く丁寧というか、親御さんがなんとまぁ昨今には珍しく
きちりと躾をされたものだと思ってしまうような感じ

身を美しくすると書いて「しつけ」言葉通りに
立ち居振る舞いもキレイですねこの人は
ずーっとそう思ってたら親御さんに
「義理と人情」について教え込まれたとご本人がおっしゃっていたので
あながち想像も間違っていなかったなぁと思ったものです


家柄の話ではなくて、精神的に非常に
成熟した、良いお家の人が育てたという意味ですよ

それと、今の時代には珍しく
文化をきちんと学ばせる家であったんでは無いだろうか?
最近では真っ先に切り捨てられる
精神を・・・というか人間味を豊かにする教育であるところの文化
大人になった今、なんでも器用にこなせて
趣味が仕事につながってもいるし、趣味が多彩である分
何事につけ表に出る表情や、表現がめまぐるしく違っていて豊か
ずいぶんと魅力のある人間に仕立て上がっている

すなわち「粋」が染みついた人
好きなことにお金使って、寝る間も惜しんで打ち込む様は


正に粋


競争社会のみで生きてきた感じのしない人だという気がします
持ってる才能を伸ばす素晴らしい育てられ方されたんじゃないかなぁと
勝手に思っていたりします


性格も優しいというかもう、慈悲深いて域だしね
元々優しい人なんだろうけど、気の使い方が上手くて
効果的な分、よけいにそう思ってしまいます

人の心の機微がよくわかってフォローできる人で
少し天然ぽく“ぼうっ”としてるかと思えば
ひらめきもずいぶん凄かったりするわけで
やっぱ、今時珍しい、ええしの子って感じですね

でも、普段かなり気をつけて話したり立ち回ったりする分
弾けたら結構おもしろかったりするんだけどね(笑)


人に優しいだけやっぱり芯は強いって事です
強くなければ優しく出来ないし
そして、結構熱い人でもある
熱意がなければあれだけのことを器用に
完璧にやりこなせないからね


女の子にモテる素振りが天性のものだって
よく言われてるけど、私は粋をたたき込まれたんだからそら
天性じゃなくって培われたものでしょって感じに思う
だって、こんな粋な人、昔は少々町中歩いてたりするけど
最近滅多な事じゃお目にかかれません、粋な人間見たこと無い
若い女の子だったらそりゃ骨抜きにもなろうってもんですよ(笑)


嫌みのない洒落っ気に許容量の大きい器
長男気質で頼られることも多くて無理もしがち、でもやりこなしてしまう器用人
でもかなり、葛藤はしているだろうとも思う
感覚が鋭くて頭も良いだけに
貪欲さもあったけど出してなかったのは
出さなくても良い状況だったからだと思うしね
バンド全体の雰囲気のバランスをキレイにとっている人でもある
と私は思っているので、これはこの人にしか出来ないと思う


彼をよく器用貧乏とか、特出した所がないなんて言う人がいるけれど


類い希なる粋さ


それこそが特出した部分で
現代の人にない概念だから、解らないんじゃないかな?とも思う
それと、こういうタイプの人は
憧れを持たれる反面、意味のないやっかみも同時に持たれてしまうタイプ


それはもう
精神的(文化的)貧乏人が劣等感からおこすやっかみだから
(経済的にじゃないよ、心が貧しいって事だよ)

丁寧に厳しくかつ、他人に優しくあれと
育てられた人は、八方美人だとか、本当にいろいろと口さがなく言われる
何でかって言うと
人に不信感を覚えるような
人を蹴落としてまで上ろうとするような人には
信じられないおおらかさ、優しさを持っているから(それは人間愛だ)
その上、それを分け隔てなく与えるという
癒しの基本体勢を身につけているから
野良猫がなつかないのと一緒で警戒心を持ってしまうのです
自分には信じられない生き物に見えるんだろうね


本当の愛情を与えられて育った人は
どんな人にも愛情深く接することが出来るっていうのが
理解できないんだろうね、目が曇りすぎてて
物事は、素直にとらえるようにしないと
余計に自分の心を痛めつけることになるんだけどね
人を信じない事や、悪い方へと考えて
精神を弱らせることが一番良くないことなんだけどね
それでも生きて行けるのなら
それが生きやすいと言うのなら
まぁ構わないけどね、幸せは薄いと思うよ


こんな事は昔から良くあることで、もしかしたら
しょうがないってご本人も感覚でよく解ってるんじゃないだろうか?


だからねつい呼び方的に丁寧に
「まさとさん」て本当に丁寧に呼びたくなる
いや、呼んでしまう、気分は「細雪(谷崎潤一郎)」でね(笑)



今日のR嬢;
えーとMASATOさんて文章を読んだだけでも
「あはー」てなれるよね
ってよく話している


確かに、文章だけで人の心の不安をキレイに取り去って
暖かく、もしくは熱くしてしまえる人で
本当にすごい人だと思うけど
「当たり前の事のようにあっさりとやってのけている」風に
見えるのでその辺のやり方がまた凄い・・・
当たり前じゃないんだよねこれが出来る人ってすごい人なんだよね


ついR嬢も舌が回らなくて(そんなんばっかりか)


またとたん(訳:まさとさん)


と幼児語のようになってしまう一瞬が
出てきてしまうぐらいだ(笑)


つーか私は目の前で見たとき
死ぬほど緊張したのはこの人だった
一度も目を逸らさずに話を聞くという姿勢は有り難い・・・が


短髪初披露の日で
しかも人数少ないベータで
テーブルを挟んでいるようで
実は間違いなくテーブルの横に出ていて
めちゃくちゃ近い位置に立って
体型がまた実際にはそんな細くなくて
やっぱ背筋がすぅっと伸びていて
フルメイク崩れて無くて
キレーに目張り入ったままで
カラコンが吸い込まれそうなグレー・・・


で、丁寧に話を・・・
目を逸らさずに聞かれたら
その上身長が高いからって
すっと首を傾けて相手の口元まで耳を持ってきたりなんか自然にしたら
アンタそら真剣に

ひっくり返りそうだから勘弁してください(涙)


2002年07月08日(月)
自己紹介 目録 手紙



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