今日もガサゴソ
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2009年05月25日(月) 叫ぶ練習をする

金曜の夜、母とチビ助と三人で
五目並べをして遊んでいるときに
チビ助がボソリと
足首が痛いと言い出しました。

来週の運動会に備えて、毎日練習をしたり
体力作りでマラソンをしたりなわとびをしたりで
結構動き回っているチビ助なので
ちょっとくじいたりしたのかな?

どれ、シップを貼ってやろうというと
学校であったことをモゴモゴ話し始めました。
昼頃、チビ助が足首が痛くなって
「いてーいてー」と騒いだら
そばにいた同じクラスの女の子が
「えお君ってさ、いつも体育見学で、ズルッ!!」
と、言い放ったそうです。
チビ助は、ビックリして何も言えずにいたそうです。

このところ、喘息のコントロールも出来ているし
体育の見学をしているはずはないのですが...
去年5月にマイコプラズマ肺炎をこじらせて入院したりして、
退院後の運動会は見学だったので
チビ助には「体育見学が多い」という印象があるのかな?
病気で見学が多かったにしても
それをズルいと言うのはいかがなものか。
チビ助は悔しかったのを思い出してメソメソ泣く始末。

これは事情を担任に聞いてもらった方が良いと思い
連絡帳に書いて持たせました。

担任がその女の子に聞いたところ
その子は
チビ助がいつも体育を見学してズルをしていて
体力作りなどの運動のときも
いつもイヤイヤしている様子がアリアリだから
思ったことを言っただけだとのこと。

この女の子は、これまでも言いたいことをズケズケ言い
それが元でトラブルを起こしたことがあり
四年生になってから2度目なんだそうで....

担任から、チビ助はズルをしていないし
むしろ、苦手な運動を頑張っているし
体育見学もほとんどしていない、と説明して
勝手な思い込みで人を傷つけるような発言はいけないことだと
厳しく指導したそうです。
先週の火曜には、意地悪をするということは
人の大切な権利を侵害することであるというテーマで
授業をしており
みんなで色々な例をあげて勉強したばかりだったそうです。
なのに、クラスのなかでこういうことがあった、というのは
無視できないことである、と
女の子の名前は伏せて、金曜日にこんなことがあったけれど
みんなはどう考えるだろう、と話し合いを行ったそうです。


いろいろな意見がでたけれど
総じて、チビ助は、がんばって体力作りの
マラソンもなわとびも続けているし
ズルいことなどしてないと確認しあったのだそうです。

そして、チビ助には
辛かったことをお家の人に言えて良かった。
でも、嫌なことを言われたときに
「いやだ!」とその場でハッキリ言うことができれば
あるいは、すぐ担任に伝えることができれば
もっと早く解決することができたのにね、と諭したそうです。
連絡帳には詳しい経緯を書いてあったほかに
先週の授業で使った子どもの権利に関する本を持たせて寄こしました。

本は大切なことが書いてある。
それでは、実際に
自分の身の上に嫌なことがあったときに
即座に嫌だ、と....なかなか言えないよねぇ。
でも、嫌だ、という強さを持たないと
自分を守ることができなかったりするかも知れない。
だったら練習しよう!

夕方、チビ助とふたりで
昼寝をしている祖母の邪魔にならないように
閉められるだけの扉を閉めて
納戸にこもって

いやだ!
やめて!
わーーーーーー!!
うぉぉぉーーーーー!!

と、叫ぶ練習をしました。



チビ助は今夜は、
実に爽やかな笑顔で寝室に向かい就寝しました。


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