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| 2009年03月16日(月) | ピアノとステレオと |
十代後半から右耳の聴力が極端に衰えていました。
これは主に、きちんと通院して治療を受けていなかったせいです。
３０歳のときに、両耳を手術して
曲がりなりにも両耳で音が聞こえるようになりました。
嬉しくてたまらず
拾ったキーボードをおもちゃにして遊びました。
そのうちピアノを習いたくなって
一年間、音楽教室に通いました。
中古でも良いからアップライトピアノが欲しかったのだけれど
ピアノの音量は耳に負担になるからいけないと
医師に言われ、クラビノーバを買いました。
本当に楽しい一年でしたが
母が脳梗塞で倒れ、父の体調も良くなくて
私たち夫婦が東京を引き払って
実家で同居することになりました。
実家周辺でピアノの先生を捜しましたが
行動半径の中で気持ちのフィットする先生を見つけられませんでした。
ときどきは習った曲をおさらいしていましたが
ひとりでどんどん弾いていくというほどのこともなく
そうしているうちに
頸椎ヘルニアなんぞが勃発して
左手がまともでなくなってピアノどころではないことに．．．．
東京を引き払うときに
思い切ってステレオを買いましたが
チビ助が生まれてから
イタズラで壊されるのを恐れて隠してしまいました。
チビ助が生まれてから
聴力が不安定だったこともあって
なかなかステレオをだす気持ちになれないうちに
今日まできてしまいました。
家を増築したけれど
ピアノの置き場に悩んでいます。
さっき亭主に処分しろと言われました。
あんたの手、治る？
言っちゃ悪いけどさ
治んないでしょ
意地とかなんとかではなく
楽器を身近に置いておきたいのね。
耳がまともに聞こえなくても
いつも心の中に音楽が流れているのね。
ピアノなんか処分しちゃえという亭主には
きっと理解できないんだろうな。
介護が必要になった私の親と生きていくために
もっといろんなもの、捨てないといけないんだろうな。
うーん
うーん
