今日もガサゴソ
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家の片づけをしているときに (今も片付け進行中なはずである) ぼろぼろのダンボールに入っていたプラレール一式を思いっきり処分しました。
これは、知り合いのお嬢さんが小さかったときに 黙々と遊んだという機関車トーマスのプラレールで 大量のレールと施設がありまして しかし、動く車両はトーマスひとつだけでした。 トーマスは三つあり、ゴードンもふたつあったような気がします。 機関車が引く客車や貨車はありませんでした。 量は凄かったけれど、なにしろ古かったもので レールをつなぐたびに アッチが欠けコッチが折れ、 立派だったはずの駅舎もぼろぼろに崩れるように壊れていきました。 それでも、チビ助はレールがうれしく、 部屋いっぱいに芸術的に線路をつなぎ 唯一動くトーマスにミニカーを押させたり ゼンマイ式の汽車ポッポを走らせたりして楽しんでいました。 時々、新しいパーツや列車を買い足そうかとも思ったのですが 壊れていくスピードに買い足しの予算が追いつかないのは 目に見えていたので、知らん顔していました。
私は鉄道ファンというのではないけれど 子どもの頃、父が東京出張のときにお土産に持ってきた レールと機関車をダイニングテーブルで走らせたことが忘れられず。 それがすぐ壊れて、父が苦心して直し 子どもには触らせなかったのもよく覚えています。
小学生のときみたドラマでも鉄道模型は忘れられませんでした。 学生のたくさん住んでいる寮が舞台だったドラマで (三丁目四番地..というタイトルだったか...) 屋根裏に首を突っ込んでいる青年が爆弾製作していると大騒ぎになって 調べてみると、青年(森本レオさんだったかなぁ)は 寮の屋根裏に鉄道模型をめぐらせていたのでした。 あれはすごかった....(うーん、私って隠れテツコだったのか...) もともとのミニチュア好きとも絡んでいたのかなぁ。
学生の頃は、 同級生の幾人かが鉄道研究会を立ち上げて 身近なところでジオラマつくりをしていました。 ときどきそこにもぐりこんで ちっちゃな人の模型に色をぬったりしていました。 完成したジオラマは、文化祭のときに 製図室で壮大なパノラマを見せてくれました。 顧問が8ミリ撮影して、それがまた素敵な映像でした。 鉄道研究会の面々は趣味も多彩で愉快でした。
このように、鉄道模型には アレコレ思い出もある私なので チビ助がコレだっと決めたなら おもちゃはプラレール三昧でも良かったのだけれど おもちゃ売り場でチビ助が、もっと熱心に欲しがるのは 自動車だったりロボットだったりするのでした。
が、近頃あまり遊ばなくなっていたとはいえ チビ助にとってはやはり大事なおもちゃだったのね。 こっそり処分されたとなると 執着が増大してしまって..... 処分してしまった私の後ろめたさ+αもあり チビ助が呪いの呪文のように鉄道模型と騒ぎ始めました。
ネットで動画検索をしてみると わくわくするような動画がたんまりでてきて (中にはリアル鉄道事故の映像まであって焦った!) でも、Nゲージやら「ホンモノ」の鉄道模型は とても手の出るような値段ではないと気づき やおらプラレールへと逆戻り。 チビ助に無断でレールを処分した罪ほろぼしに 私がレールセットを調達しよう、そのうち。 ということになってしまったようです。
うーーん。うーーーーん。
亭主もまんざらではなさそうにあれこれ検索している模様。
我が家はプラレールに侵食されていくのか....これから....
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