今日もガサゴソ
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チビ助が生まれて8年。 この子にはどんな才能があるのだろう、と ぼんくらな親から生まれた子に過大な期待をひそかに抱いてきたのでした。
昨日、親子でお友だちの家を訪問しました。 子どもたちはゲームをはじめて ちらちら様子をみていたのですが どうもチビ助はお友だちの持っているアイテムを どんどん売り払っているようなのです。
えええ?? なんでそんなことするんだよぉぉぉぉぉ
せっせと稼いで買ったアイテムや 二度と手に入らないような貴重なアイテムは 売っても儲からないようになっているのです。
お友だちはあまり気にしてないふうですが 前に、チビ助にゲームを貸したら あとからアイテムがなくなっていると泣いたことがあるんですって! うひゃ〜!! チビ助は、売るのがいけないって知らなかったんだよぉと まるで欧米の小説のなかに出てくる子どものようないいわけをする!! チビ助が私が楽しんでいるゲームをちょいと拝借して 手持ちのアイテムを売り払ってしまったのは 一度や二度ではありません。 そのたびに私は憤慨したり、 もうしないと言うまでゲームを貸さなかったりしていたのに。 でも、売り払うことを悪いことだと思っていなかったのね。
昨日の夕方は、しつこく私が ひとがあつめたアイテムを勝手に売ってはいけない、と チビ助に言い聞かせてました。 チビ助は嫌そうに聞いています。
ふと思いついて復唱するようにいうと チビ助は口ごもって、えっと、なんだっけという.... こいつ、私が何を言っているのか理解していないんだな。 そうか、そういうことか。 チビ助が二本足で歩くようになってからこっち チビ助が面白がって執拗にくりかえす困ったことのすべてが こちらの止めなさい、という言葉が通じていなかったんだと思えてきて なんともいえない気持ちになりました。
夕ご飯のお仕度をしながら いろんなことをボヤボヤ考えていました。
ゲームの中では、いろんな楽しみや目標があるのですが チビ助はしこしこ稼ぐのは嫌いです。 でもそこにすでにあるアイテムを売ってしまうと儲かった気がするらしい。 というよりも、お買い物をするよりも売るほうが楽しいと感じているらしい。
そこで私は、自分が幼かったときの逸話を思い出しました。 2歳くらいのときに、デパートの開店1周年だかなんだかの 大売出しの分厚いチラシが届いたんですって。 それをゆかに広げてじっくり眺めていた私は おかあさん、こんなにたくさん、うりたいね! と、叫んだのだそうです。 母は「買いたいね」と言い違えたのかと なんども確かめたそうです。 素敵なチラシを見て「売りたい」と思うとは..... 夫一族の商魂がこの子に脈々と流れていると感じ入ったそうで。
ある意味で、チビ助にも色濃くあるのかもしれない。 物を買うよりも売るほうが楽しい、という感性が。 ひとの物を勝手に売るのはとんでもないことだけれど これはもしかしたらある種の才能の芽なのかも知れないね。
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