今日もガサゴソ
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| 2005年06月05日(日) |
キルト君がみつめていた |
玄関に出しそびれていた葉書がありました。 チビ助が気にしているので 「ポストに入れてきてよ」と言ってみました。
チビ助は嬉しそうに飛び出して行きました。
ね〜はいらないよ、ポストが、たかすぎるよ〜
あ゛〜〜〜〜、 あのねぇ、これから送る葉書は 赤い郵便ポストに入れるんだよう〜 玄関にあるのはおうちに届いた郵便がはいるんだよう〜
あ、そっかー
じゃぁ、ポストまで行ってきてくれる?
うん!
チビ助、五歳ですが、 実は、はじめてのお使いなのでございます。 テレビでは信じられないような 幼いお子さまがお使いをして 涙をそそるのでありますが.....
チビ助は、とても気楽に気軽に 葉書一枚を持って出て行きました。 新聞を読んでいた亭主が「本当に行ったのかっ!?」と 窓に走り寄りました。
キルト君が、玄関ドアの開閉に耳をピクピクしています。 小屋の屋根の上で様子をうかがっています。 そのうち、チビ助が楽しそうな足取りで 坂を降りて行くのが見えました。 キルト君はチビ助の姿を認めると、なんども坂の上の方を確認します。 チビ助が一人でどこかに行くことなどなかったのを キルト君は知っているんですねぇ。
チビ助の姿が見えなくなると、キルト君が 悲しそうに鳴きはじめました。
くわん、くわん、くわん... くわん、ふお〜〜〜〜〜ん くわん、ふお〜〜〜〜〜ん
終いには遠吠えまで出てきてビックリしました。 面白いので、私はカーテン越しにキルト君を見ていました。
ポストまでは200メートルくらいなので チビ助は間もなく戻ってきます。
チビ助の足音がするのでしょう。 姿は見えなくても、キルト君は遠吠えをやめて ちょっと腰を浮かしました。 頭を下げて、じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと道の向こうを 見つめています。
そのうち、チビ助の姿が見えてくると ふりっ、ふりっっと二三度、慎重に振った尻尾を ヨロコビのフリフリにして
きゃっほん、きゃっほんと吠え始めました。
キルト君がチビ助を見て こんなに嬉しそうにするなんて!驚きました。
チビ助が家に中に入る音がすると キルト君はしばらく首をかしげていましたが また小屋の屋根の上で、くつろいだように昼寝を始めました。
戻ってくると、チビ助は 「ゆっくり歩いてきちゃった〜」といいました。
キルト君は我が家の長男でしたが チビ助が生まれて、犬であるが故に 二歳年上だけれど次男に格下げ、なんて冗談を言っていましたが、 今日の様子を見て、確かにキルト君は 我が家の長男なんだなぁと思いました。
チビ助の初めてのお使いは キルト君も見守っていました。
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