今日もガサゴソ
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昨日の朝、二三日分の新聞をパラパラ眺めていました。 私が見逃さないようにしているのは 出版社の新刊案内なのですが ピピッとヒットするタイトルがあって さっそく本屋で探し当ててきました。
「オニババ化する女たち」三砂ちづる著(光文社新書)
まだ全部読んでいませんが、 これは面白い。 おんなの身体を持って生きていることが とても尊いことに思えてくる本です。
私が子どもを生んだとき、 母や義母、親類の女達、近所の子育ての先輩方と 意見が合わなくて 少し困ったなぁと思ったワケがくっきりと浮かび上がってきます。
たとえば母乳育児のこと。 私の母や義母のお産の頃は 経済的に許されるなら自分のお乳を捨てても止めても 粉ミルクを与えたい、と願うような 風潮があったようです。 母乳には栄養がない、と断言する五十代の婦人が 幾人もいました。
私は母乳育児こそ正しい育児だとは 思いませんが、赤ん坊に乳を含ませて 抱いて乳児期を過ごすことに 悪いことなどないと思いました。
幸い、時間だけはゆとりがあったので のんびりと母乳育児を目指しました。 方法は、簡単です。 子どもが泣いたり、お乳の時刻になったら まず、お乳を吸わせて、その後で 足りない分を粉ミルクで補うのです。
お乳は暖めると出が良くなるようなので お乳の時刻をみはからって 温湿布も続けました。 海草が良いとも聞いたので 味噌汁の具にはわかめをたっぷり入れました。
辛かったのは、当のチビ助が ミルクや哺乳瓶を嫌って お乳を欲しがるのに、 お腹いっぱいになるほどお乳が出ないのです。
また、お乳を吸うのにはかなりエネルギーが要るらしく チビ助は満腹する前に眠ってしまうのです。 そして空腹ですぐに起きてしまって お乳を欲しがるのです。
一日中、抱いてお乳を与えているような感じで 身体が持たないなぁと思い始めたとき 添い寝をしながらお乳を与えることにしました。 私の母などは 熟睡した私が赤ちゃんを押しつぶすような 事故になると大騒ぎしましたが そんな事故は母親が泥酔でもしていない限り 滅多に起こらないものだという報告も読み、 勇気づけられました。
そもそも、赤ん坊に添い寝することに 勇気を出さねばならないような 育児環境のほうがおかしい、思うのですが。
私が一番大事にしたかったのは お乳が張ってくるタイミングと チビ助がお乳を飲みたいなぁと感じるタイミングが なんとなく一致することでした。 添い寝していると お互いになんとなく目が覚めてきて なんとなくお乳を与えて お互いにまた、なんとなく眠ってしまうという リズムが出来上がります。 母子相互作用とかそんなふうに言うのだったかな? とにかく、夜中に赤ん坊が泣きわめく 寝ぼけまなこでミルクを調合してミルクを与えるという 面倒がないのです。 ひたすら楽をしたかった私には 母乳育児はとても魅力的だったのです。
哺乳瓶が必要なくなったのは チビ助が生後5ヶ月を過ぎてからだったでしょうか。 離乳食も始まったせいか チビ助のお乳を吸う力が一段とたくましくなったような頃でした。 (亭主はオムツ替えのほかに 育児参加の機会がないのはつまらないと 不満なようでしたがそんなの却下です。却下。)
こうした身体の感覚を 妊娠、出産のほかに味わうことができたのを とても幸せなことだったと思います。
これから赤ちゃんを産む方も これからお婆ちゃまになる方にも この本をお薦めしたいなぁ。 男性にも読んで頂いて 女性の神秘に触れて頂きたいなぁ。
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