今日もガサゴソ
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2004年07月16日(金) ランちゃんのこと

昨日書いた、おばあちゃんになっちゃった犬の
ランちゃんの続きです。

ランちゃんはとあるペットショップで
格安で売られていたそうです。
シェルティから生まれたのに
毛が長くないのでヘンだったかららしいです。

最初にランちゃんを飼ったのは
アパートでひとり暮らしのお姉さんだったそうです。
ランちゃんは酷くお腹の弱い赤ちゃん犬で
血便をたらして部屋中を汚してしまって、
それが毎日続いて、日中は仕事に出なくてはならない
お姉さんは困り果ててしまいました。

その話を聞いた職場の上司が
ほだされて、そのワンコを引き取ることにしたそうです。
特に犬好きではなかったそうですが
子どもが大きくなって
一緒に釣りに出かけたりすることもなくなって寂しかったので
道連れが欲しかったんだそうです。
その上司というのが
ランちゃんのお父さんです。

ある日、前触れもなく連れてこられた
病気のランちゃんを、やっぱり犬好きではなかったはずの
奥さんが3ヶ月もパートを休んで
つききっりで看病したそうです。

すぐトイレの場所を覚えたそうです。
一度だけビチビチのうんちをトイレが間に合わなくて
失敗しちゃったら
バスマットを持ってきてお粗相を隠して
自分の頭もバスマットに隠して
うろたえていたそうです。

元気になってからは
庭先や玄関で暮らすようになりましたが
家の敷地では絶対にトイレをしないそうです。
夕方の散歩のあとは
朝、連れ出してもらえるまで待っているそうです。
そうしなさいと教えたわけではないのに。

病院にも通って通って、お食事にも気を付けて
大切に大切にしたのだそうです。
そうしているうちにランちゃんはとても元気になって
ドックラン化していた社宅のそばの草むらで
他のワンコたちとのびのびと走って遊んだそうです。
どんな猟犬よりも足が速い、というのが
自慢だったそうです。

家を建てるときも、ランちゃんの散歩に都合の良い
大きな公園のある団地に決めたのだそうです。
ご主人の目論見であった
海山のお供はランちゃんの車酔いのため実現しませんでした。
こればかりはしょうがないですねぇ。

一昨年、ガブガブ水を飲んで様子が変だと思ったら
命取りになりかねない子宮の病気だったそうで
手術を受けました。
その時に、乳ガンもたくさん見つかって
全部は取りきれなかったそうです。
背骨のいくつかはヘルニアになっていて
お医者さんの見立てでは
痛みがあったのでは、ということだったそうです。

それ以来、階段を降りてはいけない
走ってはいけない
乳ガンの様子を監視することになりました。

ランちゃんの飼い主さん夫婦の
たったひとつの悔いは
ランちゃんにお婿さんを見つけてやれなかったことだそうです。
箱入り娘のまま
おばあちゃんになっちゃったランちゃんであります。


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