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・観月ありさ、初ベスト引っさげ７年ぶりライブ−−４月下旬開催
◇３・１０発売「ＨＩＳＴＯＲＹ」
　歌手で女優の観月ありさ（２７）が初のベスト盤「ＨＩＳＴＯＲＹ」を３月１０日に発売する。１４歳での歌手デビュー曲「伝説の少女」などこれまで発表した全２４作のシングルを完全網羅する。ラスト曲では初めて作詞にも挑戦している。全収録曲を自ら解説し、ファンクラブ会報第１号の復刻版を封入するなど手作り感満点のＣＤ。４月下旬には、何と７年ぶりになるライブを行う。
◇“ナース”朝倉ソングも収録
◇ＣＤ購入者を対象、大人のステージに
　人気ドラマシリーズ「ナースのお仕事」で国民的人気者になった観月が、今度は「歌手のお仕事」の集大成を完成させた。
　ここ数年女優のイメージが強かったが、デビュー曲「伝説の少女」が３０万枚を売り上げるなど歌手としてもヒットは多い。初のベスト盤「ＨＩＳＴＯＲＹ」はアルバム通算１０作目のメモリアル作品。そのタイトル通り、デビュー１３年間で発表した全２４作のシングル曲を完全網羅している。
　「ＴＯＯ　ＳＨＹ　ＳＨＹ　ＢＯＹ！」などＣＭソングをはじめ、「ナース…」「じゃじゃ馬ならし」など主演ドラマの主題歌は計１２曲にも上る。歌手と女優を並行しながらトップアイドルになった観月らしいラインアップ。「ナース…」の劇場版で誕生した特別ユニット「朝倉いずみ　ｗｉｔｈ　ナースのお仕事」による主題歌「ＶＡＣＡＴＩＯＮ」も収録される。
　全収録曲を自らの言葉で解説し、ジャケットのデザインも提案するなど“手作り感”あふれるアルバムに完成。初めて作詞に挑戦した新曲「ＳＫＹ」をラストに入れている。初回出荷盤には特典としてファンクラブ会報第１号（９２年７月）の復刻版も封入し、ファンにはたまらない“お宝”もある。このベスト盤を引っ提げ、９７年の全国ツアー以来７年ぶりのソロライブも敢行。４月下旬に開催する予定で「大人の雰囲気あふれるジャズクラブでのステージを考
えている」と関係者。ＣＤ購入者限定のプレミアムライブになる。
　また、発売日の３月１０日には東京・ＨＭＶ渋谷で記念イベントを開催。女優業だけでなく「歌手・観月」の活動も活発化させる。
■キーになる言葉
◇歌手・観月
美少女タレントとして脚光を浴びる中、９１年に尾崎亜美作詞作曲「伝説の少女」でデビュー。その後もオリコンＴＯＰ５に入るヒット曲を連発。当時は「イカ天ブーム」といわれたロックバンド全盛期で、１０代女性タレント逆風の時代に孤軍奮闘した。小室哲哉作詞作曲の「ＴＯＯ　ＳＨＹ　ＳＨＹ　ＢＯＹ！」や松任谷由実（呉田軽穂名義）作詞作曲「今年いちばん風の強い午後」など大物アーティストの提供作が多いのが特徴。
◇観月の女優業
９６年フジテレビ「ナースのお仕事」の朝倉いずみ役が当たり役。昨年、映画「ぼくんち」で日本アカデミー賞主演女優賞