いいお天気です 仕事はお散歩です あ・・・いやいや お散歩をしてお給料いただけるなんて 申し訳ないような・・・
お日様の出ているときは 積極的に外へ出ます 離床からリハビリ 精神安定 その目標にしてきたのが 枝垂桜を観にいくということ 施設からの道はけわしく!? 片道30分は登り続けるようです 本人も自信がないようですが 私も坂道の入り口に立つと この坂かぁ・・・と力をなくしていたのです 昨日 主任に「枝垂桜を観たいという希望を かなえるには どういう方法がありますか?」 と尋ねると とても簡単に 『あの坂を登れば 後は平らな道一本よ』 ・・・って そういう風に言ってくれなかったでないのぉー なんとなんと 目標に掲げてきた あの枝垂桜まで 歩いて10分というではありませんか 今までの計画は・・なんだったのでしょうかというくらいです そして早速 下見の散歩 片道10分を頭に入れて 誘い出しますが ベットの上で少々ごね気味です 「枝垂桜の近道を教わりましたよ 下見に行きませんか?」 というと 『はい』と素直に返事が返ります 居室を出たのが 20分過ぎ・・・あと40分です フルスピードで!?玄関を出で 1人では無理かもしれないと言われた急勾配を ブリブリ登りつめます 自分でも怪力だと驚くぐらい・・・ 平坦な道に出てからは 日が当たり 両側はみかん畑で 遠くに海が広がっていて 春霞です 人気がなく 鳥のさえずりだけが 遠くの山に反響しています いぬふぐりや仏の座 なずな・・・春の七草も見られます ひっそりと梅の大木があちらこちらにあり つきやまが森になっていて 春日の局のお墓だと言われる 場所があります しばらくいくと 杉林が始まり 木漏れ日がとても綺麗です 同時に沢の音がして 鳥のさえずりと重なり合います 1人で歩くには 昼間でもぞくっとします 何故か人の足音のようなものが聞こえて 何度となく振り返ってしまいましたが・・・ しばらくいくと もう枝垂桜に到着 あまりの近さに 2人で驚くほどです こんなに近いの? あわてたせいか 5分で着いてしまいました 枝垂桜はまだ蕾すらかたく 花びら一枚も 確認できません それでも これから咲くという 勢いのような 力のようなものを感じて わくわくしました お茶屋もかたく閉ざしていて これがあのお祭り騒ぎになってしまうのが 不思議なくらいです
これから時々ここに来て 咲き始めから散り終わるまで見届けられます 目標は なんなく散歩コースに変わり 日々の楽しみとなったわけです
道を知るって すごく得をした気になるものです
桜道
桜に会いに行きましょう
久しぶりだけれど
私を覚えているかしら
あなたを見上げて
ため息が出た日
歓声があがった日
涙がこぼれた日
三百年も人を見続けて
ほんの一瞬の私との出逢い
桜・・・ 桜・・・
あなたは後どのくらい
たくさんの人と出逢うのかな
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