労働者といたしましては 日々 筋力が衰えないように 鍛えるのでございます
今日の仕事は 日差しがとても温かく感じたので お散歩に連れ出そうと考えました あたたかくまかなって 外へ出ると 風はヒヤッと冷たくて 嫌がられるかと心配しましたが 日なたに出ると暖かく 嫌がる様子もありません 前回のお散歩よりも少し距離を伸ばしてみることにします
この総合老人施設は 大きく三種類の老人施設に分かれていて それぞれが大きな建物で 山間にそびえています 建物の間を縫うように道があり かなりの急勾配が続いています 下りも上りもそれなりに大変というわけです 職員はほとんど車で通勤するため 駐車場も 山間に点々と設置されています
そんな坂を車椅子で散歩するわけです まずは下り坂・・・ 路面は滑り止めの丸を並べた模様が刻まれていて かなりガタガタします そして所々に 側溝の網目になった蓋が道を横切ります つまり・・・ 下るには 車椅子の前輪にあるキャスターを 上げた状態で行かなくてはなりません 後輪の大きなタイヤを軸にして キャスター上げをしながら下る・・・ ずっと腕の力で傾けて 歩いていくというのは 力がないと難しいのではないでしょうか 腕力勝負です あるところまで来ると そこから先に 日のあたる場所が見当たりません 引き返すことにして 今度は上り坂です 腕を伸ばして ほぼ体がまっすぐ地面と平行になるくらい 押していきます 細身の方とはいえ やはり結構に腕力が必要です 側溝のキャスター上げも 上り坂で上から力が加わりにくいため 上げにくくなります どっこらしょという感じではなく 乗っている人が それに気がつかないようにするのが 技あり・・・といったところでしょうか なぁんて 誰にでもできることなのですが・・・
その坂を下りて 2倍くらい上ったところに 樹齢300年という 枝垂桜があります この方の外気浴でもあり 私の訓練でもあります 「こうして少しずつ体を慣らしていって 枝垂桜を観ることを目標にしましょうよ」 そういうと 『そんなことできるかしらねぇ』 と おっしゃいます 「でも 行くんだって言う目標を立てると 何をするにも はりあいが出てきますよ」 と言います
そう言いながらも 息を整えながら 話しながら上っていくのは 苦しい・・・ こんなことでは 枝垂桜に行けても 帰ってこられないじゃないの・・・ 思っていたよりも勾配がきついことがわかり これからの対策を考えてしまった 課題ののしかかってくる お散歩でした・・・
もっと鍛えようかなぁ・・・
目標
人は目標を持つと
それを叶えるために
予想以上に力が湧いてくる
何も目標がなくなってしまったら
ただ衰えるのを待つばかり
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