ガソリンスタンドへ行き いつものように 「現金でレギュラー満タンに・・・」 と 決まり文句をボソッと言うと 『こちらはセルフとなっております やり方のご説明をさせていただきますので ご一緒にお願いいたします』 なにか厄介なものでもすすめられているのかと かなり不審な顔をしてみます はて・・・セルフとは・・・ とにかく車を降りるように促されて 辺りを見回します なるほど・・・自分でガソリンを入れるのね? 初めて見たし初めての経験です いつものスタンドなのにいつからなのかしら・・・ 一週間前からだそうで 誰かに教えようと決心! まず 給油口をあけます 初めてあけました キャップをキャップ入れにおきます 次に静電気防止シートをフニフニと押します 次に ガソリンの出るピストルのような形の のずるを持ち 給油口へ・・・ 『表示がゼロになったら つまみを握って給油してください カチッと言うまで握り続けてください』 「はい!」 気がつくとスタンドで働いている 若いお兄さんやお姉さんが ニコニコと見守っています なんだか恥ずかしいなぁ・・・ 暇ということもあるのかも・・・ 照れ隠しに 「すごいすごい おもしろいですねぇ」 というと 『・・・おもしろい・・・ありがとうございます』 いや・・・感謝されるほどのことでは・・ カチッと言う手ごたえ レシートが出てきます それを持って 部屋の中のカウンターに行きます 綺麗になっていて 簡単なコンビニを思わせる雰囲気 レシートを出して お金を支払います 「なかなか面白かったです」 『あ・・・そうですか? ありがとうございます』 「これからはこういう時代ですよね・・・ この地域ではここぐらいですよね?」 『そうですね まだ珍しいですね』 「面倒だからやってくれーなんて言われませんか?」 『もぅ・・・それはしょっちゅうです』 「新しいことを始めるのは大変ですものね」 『そうですね お待たせいたしました ありがとうございました』 「面白いからまた来よう・・・」 レシートには60円の返金サービスがあり お店の商品を買う時に使えるそうです いつもの給油がちょっと楽しくなりました
サービス
人にしてもらうと嬉しい
喜ばせようという
思いが伝わってくるから
何もしないサービスがあった
サービスしないことのサービス
お客様がどうぞ
満面の笑顔で
セルフをすすめた
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