三楽の仕事日記
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2006年05月29日(月) 情報教育論講義のゲスト

 出勤前に一仕事。ちょっと原稿書き。あまり進まず。

 明日から修学旅行。大きな荷物を持って登校する3年生。私も(笑)。荷物は事前にホテル配送。便利な時代。重い荷物を持って移動することに意義ありという声もあるが、今の世の中、サービスを上手に利用することも知恵として必要という考え。仮に180名余があの大きな荷物をもって新幹線に乗車したら、いろいろな面でかなりの時間とスペースが必要となる。その他、三日間の様々な場面を考えると荷物事前配送は得策。

 教育実習生講話。「教育は人なり」をキーワードに、様々な事例をもとに教師自身の人間力について話す。あなた方に期待していることは一生懸命な姿。その姿に心動く子どもも多い。それがあなた方ができる一番大切な教育。

 運営委員会。生徒会執行部組織、最近の生徒指導問題、来年度からの体操服、個別学習支援体制などを協議。特に日本語がまだ十分に分からない数人の外国人生徒をどう学習支援をしていったらよいか知恵を出し合う。

 修学旅行結団式。校長挨拶では「感謝」をキーワードに。「安心して旅行で学ぶことができる幸せを認識しよう。水面下ではどれほどの方に動いてもらっていることか。旅行中には感謝の気持ちを精いっぱい表して欲しい。感謝の言葉は三日間で100回は出るはず。安心・安全の面では不安になってきた今の世の中。注意事項をしっかり守ること。最後は自分で自分をしっかり守ること。みんなで充実した三日間にしよう」。

 さっそく結団式の記事が送られてきたので学校HP更新。僕はトラックに荷物を詰め込む様子を撮ってアップ。明日からの引率業務のため午後2時30分勤務終了。東京へ向かう。

 列車の中では市校長会情報交換会での「私の学校経営」と題した資料づくり。

 18:45東大到着。今日は堀田先生の情報教育論講義のゲスト。僕は「学校経営にITを活かす」と題して講義。ほぼ1時間。

 初めに「校長の仕事としてどのようなことがあると思うか書いてください」と投げかけ。○つけ法で学生+αさんの記述を声をかけて見て回る。そして発表。「カリキュラムを決定する。学校の方針を決める。保護者に説明する。問題が起こったとき謝る。ハンコを押す。朝礼で話す。関係機関と連携をとる。時々授業を見る」など予想以上に出る。すべて板書。出されたものでITを使っている仕事をチェックして、そこを切り口に進めようと考えていたけど皆無。そこでほとんどの校長さんはITを使った仕事をしていないようだけど、私は学校経営上、ITは必需品なのです。そのあたりを詳しくお話ししましょうと展開。

 学校教育法に書かれている校長の職務を紹介。つぎに僕なりの校長の役割を定義。
 現実とこれからの時代をふまえ、ビジョンをもち、それを提言。その実現に向けて動く、動かす。子どもも、保護者も、地域も、職員も元気(希望を持つ)にすること → ITを上手に使いゴールへ近道をする。

 そして具体的なIT活用による取り組み(学校HP、グループウエア、通知表、いいとこ見つけなど)を紹介。学校全体を元気にするための手段としてITを活用しているわけで、けっしてIT活用が目的ではないことを強調。

 最後は質問を受ける。なかなか鋭い質問が続く。デジタル・ディバイドへの対応、情報漏洩の心配、データの分析力をどう高めるのかなど。堀田先生が質問の価値付け、僕の解答への補足もしていただけ、短時間だがより密度の濃い時間が過ぎる。

 終了後は懇親会。とても楽しい会で時間があっという間に過ぎる。それにしても、堀田先生からまたのない機会を与えていただいた。永遠に記憶に残る1日となった。


2005年05月29日(日) 志水塾テキスト打ち合わせ会
2004年05月29日(土) 気軽なHPアップ
2003年05月29日(木) 修学旅行3日目