| 2004年04月18日(日) |
『SAY YOU KIDS』 |
「灰とダイヤモンド」ならぬ、「墨とダイヤモンド」の話。
名前に西遊記を使っていたので、もう少し異世界ものっぽいのかと思っていたら、思い切り現実的な話でした。いや、ヤクザの世界なので、私にとっては十分に異世界の話なんですけれどね。 死体の描写が残酷で驚きました。
私は三蔵さまが最も現実感がなくて好きだったのですが、壊れちゃったのは哀しかったですね。最後に復活するかと思ったんですが、そこらへんは現実的に壊れたままでした。 もともと三蔵さまは弱い人だったということでしょうけれど、ママに「三蔵もしょせん偽物」と言われたときにはさすがにへこみましたね。 それでも、悟空が三蔵さまの教えを守って死んで行くのが、また哀しかったりしたのですが、助かった人も数多かったので終りはほっと救われた話でした。
京劇みたいなショーとか、一世風靡が合間に入って、重過ぎないところが良かったです。 「なんで踊りなのに、セリフがあんだよー!」 という、悟空が可愛かったです。 「ぽかーんと口を開け」た間抜けな表情でカウンターの中の姿に、自然と口元が綻んでしまうんですよね。 そこが彼の良いところなんですよね。
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