| 2016年07月25日(月) |
『The Giver』読了 |
初読時は終わりが呆気ないという感想だったようだけれど 2〜4作目を読み終わった後だと全然印象が違うね。 ありとあらゆる伏線がちゃんと回収されている。その緻密さにも感心。
すっごく良かった。
再読初めは「それでも記憶を残そうとする」ということについて気になったけど 結局はとても自分本位な理由だった。
管理社会の規範を決めるために過去の幸せな記憶と残酷な記憶とがある。 それをGiver/Receiverに押し付けている。
どれだけ戦争がひどいものだとしても、それは人間が引き起こしたことで、 そういう悲劇を回避するために人の自主性を奪うことは 一緒に幸せや温かい想いをなくすことでもある。
だからこそ、人は自分の力で、意志の力で、悲劇をなくしていかなきゃいけない。
Jonasは逃げ切って、リーダーとして新しい社会を構築し、 最終的にはKiraと温かい家庭を築くわけだ。
ほんと、良かった。
Kiraのいた社会も歌とかローブとかで歴史を刻んでいたわけよね。
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