| 2010年12月05日(日) |
John Rawls |
JUSTICE
Kurt Vonnegut, Jr の Harrison Bergeron という小説が紹介された。 あらすじの触りだけでも、大変滑稽だ。 機会があったら読んでみたい(日本語でいい、Vonnegutむずいもん)
さて、John Rawlsの平等に関する考え方は、なんか一言で言うのが難しいけど 「非個人的な立場で皆が合理的に選択する」のが基本的自由だ、というようなこと。 (合ってるかなぁ?)
その立場から彼は天賦の才に基づく能力主義的を否定する。
それでは既得の才能ではなく、努力に対しては対価があるべきではないのか?
彼の答は
Even the willingness to make an effort, to try, and so to be deserving in the ordinary sense is itself dependent upon happy family and social circumstances.
It seems clear that the effort a person is willing to make is influenced by his natural abilities and skills and the alternatives open to him. The better endowed are more likely, other things equal, to strive conscientiously...
このRalwsの回答を聞いて、サンデル教授の生徒の多くは激しく反論したという。 努力してハーバードに入学したエリート達はまぁそうかもね。
でも、私は目から鱗が3枚ほど落ちた。
こう考えれば、努力しない奴らを少しは許せるかも、っていうのと、 努力できない自分も少しは許せるかも、って意味で。
ちなみにサンデル教授は、エピソードとして 「一般的に長子の方が真面目だというが、ハーバードでアンケートとってみても、 何回やっても、長子が7〜8割を占めている」ということを記している。
まさに、努力するか(できるか)どうかも、環境依存。
ここまで来ちゃうと、行き過ぎ感は確かにあるのだけれどね。
■JUSTICEの単語 fudal 封建制度の、封建の serf [中世の]農奴 arbitrariness 恣意性、自由裁量性 meritocracy 能力主義社会、エリート集団[支配] egalitarian 平等主義者 endowment 天賦の才能、寄付
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