CYMA’S MURMUR

2007年02月09日(金)   英会話(コミュニケーション)


皮膚科に寄った後、カフェで食事して、
それから英会話へ。

今日のテーマは、講師がくれたMETROPOLISの記事。
日本の裁判員制導入に関するものだ。

METROPOLISって、英語母語の外国人は
結構な頻度で読んでるような気がするけどどうなんだろう。

それはさておき、裁判員制度。
近いうちに導入されることは知ってたけど、
詳細を知らなかったのでいい機会だと思い調べてみた。

Wikipediaの情報がわかりやすくてよかった。

で、まぁ色々と文章を用意していったのだ。
「頑張って話すぞ」と勢い込んでいたのに、
講師Aが体調不良でダウンしていて代講だった。

代講Kは、前にちょっと日記にも登場してるコメディアンだった。

うむ、私が嫌いだったK(British)と同じ名前だけど、
こっちはニューヨーカーで話しやすい人だった。

講師Aがアメリカに帰っちゃっても、
Kがいれば何とかなるかな。
代講で変な人に当たると辛いんだけど、
今日は当たりでラッキーだった。

最初に自己紹介的なことをして、
しばらくしたところで、

「会話とインタビューの違いはわかる?」

と聞かれた。
私が用語の定義を答えたところで、

「で、今日はどっちをやりたい?」

と言われて、??状態に。

彼曰く、日本人相手の授業ではインタビューになりやすい。
生徒は講師の質問を待ち、それに答えるだけ。
それは会話とは呼べない。
相手の質問に対するジャストミートの答えだけでなく、
周辺情報も付加して返し、会話を膨らませることが重要。
話題に興味が持てなければ、自分から話題を変えればよい。

いやぁわかるけどね。
けどそれって難しい。かつ面倒くさい。
特に自己紹介的分野だと。
かつ英語力とは直接関係ない。

って思ったけどとりあえずAGREEしておいた(日本人)。

で、「会話」を更にしたあと、裁判員制度の話に。
準備していったので割と言いたいことは言えたけど、
お世辞にもキレイに話せたわけではなかった。

最後に、初めて会う講師には絶対することにしてる質問を。

「私の英語どう思う?一番に改善すべきポイントがあるとしたらどこ?」

そしたら、
「最初に言ったけど、会話をすることが大事だ。それが一番」
と言う。

「それはわかるけど・・・」
と言いつつもなおシツコク聞いたら、

「技術的なことを言えば、
 過去形の方が適切なのに現在形を使ったことが何度かあった。
 あと、未来系を言い間違えたときもあったよね。
 でも、そんなことは問題じゃない。
 言いたいことは伝わったし、コミュニケートできている。
 時制を正しくしようと集中するのはいいけれど、
 そうすると応答時間が長くなり、
 コミュニケーションの質は下がる」

だって。

うむむむ。

私が目指してたのがなんだったか、よくわかんなくなっちゃった。

最初は、「文法的に正しくしゃべれるようになりたい」と思ってて、
でも「とりあえず、言いたいことを言えるようにならなきゃ」とも思ってて、
でもただ会話してるだけで、英語力が向上するわけじゃなく、
どういう道をとるべきかをもっと突っ込んで聞くべきだったんだ。
でもそれって、講師にしたって答えるのが難しい。

今日食事をしたカフェに、
アジア人の留学生+日本人のグループがいた。
中国の子(だと思う)はかなり流暢に日本語を話していたけれど、

「残業が多くて、辞めるの人多いね」

というような発言をしていた。

私が講師で、彼女に「日本語の改善点」を聞かれたら、
「辞めるの人、という類の表現が何度かあったから注意したら?」
と言うことは簡単なんだろうけど、
じゃぁ彼女が「残業が多くて、辞める人が多い」
と言えるようになることはそんなに重要かというとそうでもない。

彼女の日本語レベルは、十分仕事でも通用するレベルだった。
もちろん、時々日本のビジネス・シーンには
ちょっとそぐわないような言葉遣いもあるけれど、
それはネイティブじゃないからということで許容される範囲内だ。

私の英語レベルは彼女の日本語レベルより劣るし、
文法的に壊れててもいいから、
もう少し流暢に言いたいことを言えるようになることを目指すべき。

まぁ「時制」程度は、ちょっと意識すれば、
多分応答時間はそう変わらずに正しく言えると思うんだけど。
最近、気を抜いてたからなぁ。

言いたいことを言うには、まずはパッシブ・ボキャブラリの
増強が必要で、そのタメにはやっぱり読んで、話すことなのかも。

ちなみに個人的感想としては、
イディオムとかコロケーションとかの
「正しき前置詞」の選択が前よりできるようになった気がしている。
これは恐らく、洋書読みの影響。
無意識に、用例が蓄積されていて、
無意識に、それを引っ張り出しているのだと思う。

スパイラルを描きながら、
多面的に学習していくことが必要よね。

とにかく、諦めずに、放り出さずに、
少しずつでいいから努力しよう。






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