CYMA’S MURMUR

2006年04月02日(日)   さくら


ひとりでぶらぶら近所のさくらを見に行った。

川沿いに延々と桜並木が続く。
どこまで続くか好奇心から一時間近く歩き続けたこともあるけど、
川も桜も絶えることはなく、
結局どこまで続いているかはわからない。

土曜日は、天気もよく人が多かった。
帰りに寄った近所のコンビニは、
花見客が買い尽くした後らしく、
お弁当の棚やお菓子の棚の商品があらかたなくなっていた。

毎度のことながら、
「さくらってそんなに好きじゃないんだけどな。でも季節行事だし」
と思う。



買い物に行った帰り道、ふとした風の按配で、
花びらが雪のように舞い踊る辻を通った。
あまりに可憐な眺めに目を奪われていると、
向こうから歩いてきた年配の女性がすれ違いざま、
「キレイね」と微笑んだ。



今日も、ふと思い立って、昨日と同じコースを、
今度は逆に回ってみた。
雨のせいで、人はほとんどいなかった。

薄いグレイの空気が立ち込める中、
川面に向けて枝を伸ばすさくらは美しかった。

昨日とは雰囲気がまるで違う。
私の感じ方も全然違った。



図書館に行った。
■天国はまだ遠く (瀬尾まいこ 著) 新潮社
■いじめの時間 (江国香織 他著) 新潮文庫
■だれかのことを強く思ってみたかった (角田光代 著) 集英社





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