CYMA’S MURMUR

2004年12月16日(木)   叔父の夢



叔父の夢にも祖母が登場したらしい。

「わかっとるか?死んだんやぞ」(←こんなこと言うなよ!)

と言ったら、祖母が号泣したらしい。

「あの辺りは全部土石流で流されてしもたんや」

と言ったら、

「そうなん・・・」と呟いてションボリしていたらしい。



ああ、やだやだ。

馬鹿叔父ってば、何て夢をみてくれるんだろう!




もちろん、わかってる。

死後の世界なんて、ないってこと。

死は、無だ。

人は死んだら、あとは生きている人の思い出の中にだけ存在する。

あの世も天国もない。


でもねぇ・・・



ダブルスタンダードっていうんだろうか、

科学で割り切れる理屈の世界とは別に、

多分、ココロは癒しの物語を求めている。

宗教を信じず、無神論者の私だって、

「神様、お願い!」と祈ることもある。

そこには、二律背反なんてことはなくて、

しごく柔軟に異なる尺度を使い分けている。



だから・・・

祖母にも天上界で幸せに暮らしていてもらいたい。






 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加