数日前から、恋愛小説が読みたい気分。 でも、ピッタリな本が見つからない。
恋愛小説、っていうのも、色々あるけど、 今私が読みたいのは、
近藤史恵の「アンハッピードッグス」
みたいな感じのもの。
”恋愛小説 オススメ”みたいなキーワードで検索してみたら、 よく出てくるのは、
山本文緒 江國香織 辻仁成 渡辺淳一 林真理子
などだった。
どれも、ちょっと、私のイメージと違う。
何気ないけど恋愛、って感じがいいの。 って、漠然としすぎているな。
江國香織は何もなさすぎて、 その何もなさ具合が大好きなのだけれど、 どれもこれも恋愛の話ではなくて、 ”ちょっと変わった子”の日常の話に見える。
渡辺淳一は、性愛って感じ? 読んだことないけど。いや「失楽園」読んだか。 あれ、どこで読んだんだっけ?誰かが貸してくれたんだっけ? 手元にはないし、図書館で借りるわけもないし。
小池真理子は、それはそれで、別世界だよなぁ。 独特すぎる。今はあの世界に浸れる気分ではないのだ。
結局読みたいものが見つからないまま、 今はエリザベートの伝記のようなものを読んでいる。
いっそのこと、ジッドの「狭き門」とかもいいかな。 もう10年以上読み返すこともなく、でも本棚の奥にある。
大体、小学生の私に、ジッドだのヘッセだのを 薦めてきた母は少々おかしい。 というか、何も考えてないんだろうな。 図書館で、 「あら、この本、お母さんも昔読んだわ」 って言ったけど、きっと内容は覚えてなかったんでしょう?
ヘッセの「車輪の下」は、なんとなく子供向けな気もするけど、 でも「デミアン」は子供ながらにインパクト大だった。 うーん「デミアン」読みたくなってきた。 本棚の奥から取り出すのが面倒だけど・・・
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