ほとんど、人と関わらずに生活している。
朝起きて、会社に行って、帰って、 あっという間に1週間が過ぎて、 週末を喜び、瞬く間に月曜日が巡ってくる。
会社の同じプロジェクトの人と少々話すだけで、 それ以外全く口を開いていない。
これは概ね私が望んだ暮らしだ。
ときどき、 ムショウに、 どうしようもなく、 激しく、 心の底から揺さぶられるように、
寂しくなる。
でも、そんなときでも、 声を聞きたいと思える相手がいない。
もしかして、このまま気が触れるのではないかとまで思う。
どうにもできないことを知っている。
どうしたいわけでもないのだから、仕方がないということを知っている。
動物園の檻の中のチンパンジーのように、 あてどなく部屋の中を行ったり来たりする。
ただ、ソレが過ぎ行くのを待つ。
どちらかと言えば、 これが私の望んだ暮らし。
|