| 2004年11月26日(金) |
It's a dangerous game |
仕事がすごく忙しい。 いつものことだけど。
昨夜は終電で帰ったにも関わらず、 DVDが届いていたので、 つい最後まで見てしまった。Jekyll & Hyde。
面白かったし満足したけど・・・ やっぱりストーリーに無理があるんだよなぁ。 字幕がないのもとても寂しい。
David Hasselhof の歌もまぁまぁだった。 生舞台の歌と、CDの歌を比べるのもフェアじゃないしね。 でも今の私は Anthony Warlow の声にはまっている。
持ってるCDは1994版と1997版だけど、 曲も歌詞もかなり頻繁に変更されているみたい。
1994版の”It's a dangerous game.”がマイベスト。 1997版のとDVDのは、ダメ。
1994年のやつは、本当に、色っぽくて官能的。 ゾクゾクするくらい、SEXY。 大人の恋愛、という感じ。 ぜひみなさんに(誰に?)聞いてもらいたいくらい。
I feel your fingers Brushing my shoulder Your tempting touch, As it tingles my spine Watching your eyes As they invade my soul Forbidden pleasures I'm afraid to make mine
At the touch of your hand At the sound of your voice At the moment your eyes meet mine I am out of my mind I am out of control Full of feelings I can't define
It's a sin with no name Like a tiger to tame And my senses proclaim It's a dangerous game!
(中略)
No one speaks Not one word All the words are in our eyes
Silence speaks Loud and clear All the words we want to hear
(後略)
こういう状況に陥ったら、 そりゃ、やっちゃうでしょう(笑)。
本当にその瞬間だけのことだとしても、 あとから後悔することはないだろう。
2人とも言葉を発せず、でも、 目を見ると同じコトを考えているのがわかって、 そして沈黙はなによりも雄弁に語っているわけです。
もう抑制が効かない、と、意識しているところが大人。 危険だ、と、わかっていて、 それでも踏み込んでしまうことがわかっているのも、大人。
次の瞬間、ほんの1mmでも空気が揺れたら、 一気に全てが始まりそしてすぐに全てが終わってしまう、 という直前のギリギリの緊張感がすごいと思う。
ちなみにこれは、 ハイド(ジキル博士が作った薬で変身した悪人の方)と ルーシー(娼婦)のデュエットだ。
この歌だけ聴いてると、別にハイドは普通の人。 普通の恋愛の歌にしか聞こえない。
ミュージカル”Jekyll & Hyde”の欠点は、 いい曲が多いけど、ストーリーとは乖離している点が多いってことだ。 歌だけ切り出してもそのまま成立するのはすごいけど、 ミュージカルファンとしては、物足りない構成なのよね。
そういう意味で、1997版のCDや、舞台のDVDでは、 歌詞も多少変えて、 ハイドがルーシーを追い詰める感じを出そうとしているのだろうけど、 どうにも無理があるんだよなぁ。
というわけで、ミュージカルとは全く関係なく、 ラブソングとして聞くのが一番いいかもしれない。
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