CYMA’S MURMUR

2004年10月14日(木)   過ぎ去った関係



モトカレに限らず、

  過ぎ去った関係

ってものが私は結構好きかもしれない。



ふと気付いた。




ちょっと前に会社で席替え(小学生っぽい単語だな)があり、

別のフロアに移動したのだけれど、

そこは前に一緒に仕事をしたことのある人がいっぱいいて、

そしてなんだか楽しい、

のだ。




一緒に仕事していたころ、

すっごく仲良かったってわけでもないのにね。




きっと、

一緒に仕事していないから利害関係もなく、

だからこそ友好関係を保てるのだろう。

こういうところが、

「過ぎ去った関係」のメリットだ。

現実にとりたてて接点がないということ。

・・・・偶然以外・・・・



お互い深い興味があるわけでもないから、

わざわざ連絡を取ったりはしないのだけれど、

ちょっとすれ違ったりすれば雑談するし、

偶然同じタイミングになってランチに一緒したりするし、

その程度の距離感って、とてもいい。



それぞれの、今のプロジェクトの悪口言ったり、

共通の知人の噂話したり、

近況報告したり。



こういうレベルの付き合いって、ホッとするな。

もちろん、上辺だけのお付き合いなので、

これ以上どうもなりようがないし、

それでいいんだけどね。



過去は美化されるというのもあるし、

お互い不満をいだきつつも、

共に昼夜祝日を問わない苦難を乗り切った!

という連帯感・・・なんだろうか。



そう。だから、ただ一緒のプロジェクトにいた、

という事実だけではダメで、

一時期ではあっても、ある程度、蜜な時間を過ごした相手、

が、今となると心地いいのよね。



なぁんてことを、

わざわざ海外旅行土産のお菓子を届けにきてくれた

同僚を見ながら考えた。



その人とは、

数え切れないくらい真夜中のタクシーに同乗したし、

色々食べ歩きにも連れてってもらった。



当時は、結構、嫌いな人だったんだけど(仕事のやりかたが)、

今はそうでもない。不思議。






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