モトカレに限らず、
過ぎ去った関係
ってものが私は結構好きかもしれない。
と
ふと気付いた。
ちょっと前に会社で席替え(小学生っぽい単語だな)があり、
別のフロアに移動したのだけれど、
そこは前に一緒に仕事をしたことのある人がいっぱいいて、
そしてなんだか楽しい、
のだ。
一緒に仕事していたころ、
すっごく仲良かったってわけでもないのにね。
きっと、
一緒に仕事していないから利害関係もなく、
だからこそ友好関係を保てるのだろう。
こういうところが、
「過ぎ去った関係」のメリットだ。
現実にとりたてて接点がないということ。
・・・・偶然以外・・・・
お互い深い興味があるわけでもないから、
わざわざ連絡を取ったりはしないのだけれど、
ちょっとすれ違ったりすれば雑談するし、
偶然同じタイミングになってランチに一緒したりするし、
その程度の距離感って、とてもいい。
それぞれの、今のプロジェクトの悪口言ったり、
共通の知人の噂話したり、
近況報告したり。
こういうレベルの付き合いって、ホッとするな。
もちろん、上辺だけのお付き合いなので、
これ以上どうもなりようがないし、
それでいいんだけどね。
過去は美化されるというのもあるし、
お互い不満をいだきつつも、
共に昼夜祝日を問わない苦難を乗り切った!
という連帯感・・・なんだろうか。
そう。だから、ただ一緒のプロジェクトにいた、
という事実だけではダメで、
一時期ではあっても、ある程度、蜜な時間を過ごした相手、
が、今となると心地いいのよね。
なぁんてことを、
わざわざ海外旅行土産のお菓子を届けにきてくれた
同僚を見ながら考えた。
その人とは、
数え切れないくらい真夜中のタクシーに同乗したし、
色々食べ歩きにも連れてってもらった。
当時は、結構、嫌いな人だったんだけど(仕事のやりかたが)、
今はそうでもない。不思議。
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