うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2007年10月25日(木) お百度参り

気がつけば、もうすぐ11月。



8月中旬からゆっくりと私の気持ちは沈み、食事を作るのが辛くなっていた。お弁当、外食、インスタント物、そんなもので綱渡り状態だった。
土日に主人が作ってくれるお鍋がとても有り難かった。

相変わらず仕事は忙しく、仕事中は聖徳太子よりも凄いことをしている気がする。仕事で全てのエネルギーを消耗してしまう私は、家で機能することが不可能になっている。

10月から息子の授業が始まったら、朝から戦争だ。私はこれを「お百度参り」と呼んでいる。息子はアラームが鳴ってもピクリともしない。死んだように眠っている息子に声をかけ、冷たいお茶を飲ませることから始まる。娘はと言うと、一人で起きて学校に行く準備をし、また始まったという顔をしている。何度か声をかけても息子は起きない。やっと声を出しても「ダメだ。動けない」を繰り返すばかり。廊下ですれ違った娘が「お母さん頑張ってね」と抱擁してくれた。

温めの珈琲を飲ませ、やっとのことで体を起こすことに成功した。そして夢遊病者のような息子を車に乗せて、50分かかる高校に向けて車を走らせた。

学校に着いても「動けない」と言って降りることができない息子をどうすることもできず、電話する。

「Y先生は授業中でしょうか?学校まで連れて来たんですが、車から降りることができないんです。Y先生のお力を借りたくて・・・」

Y先生は1、2時限目に授業が入っていて、間の5分休みに対応することは無理だと事務の人に言われた。「3時限目は空き時間なのでその時なら大丈夫と思われますが・・・」と。

とにかくここまで来たのだから一時間でも授業を受けてくれたら、と思い、Y先生への伝言をお願いした。
2時限目が終わるまで1時間45分もの間。車で待つことを決めゆったりとした気持ちで本を読むことにした。

1時限目終了のチャイムが鳴って間もなく、何となくあたりを見回したら、隣りの車越しにY先生のハゲた頭が見えた。私は車から降りて「Y先生!」と声をかける。先生はすぐに気付いて車に近寄って来た。ドアを開けると息子に声をかける。

「どうした?調子悪いか?車の中じゃ休めないだろうから保健室に行こう!保健室で休んで具合が良くなったら授業に出ればいいから」

私の言葉では起きない息子は、先生の声ですぐに目覚めた。
先生に感謝すると同時に無力な自分を感じる瞬間だ。

その後息子がどうするかは深く考えないようにしている。




仕事から帰ると明るい顔をした息子がいた。

「ペンケース買っちゃった」

自分が欲しいと思っていたタイプのものが見つかったから色違いで二つかってしまったと言って、ニコニコしながら見せてくれた。

私の苦労には気付いているのだろうか?
まあいいや。帰ってから落ち込んでいる息子を見るよりもずっとずっとうれしいことだ。


こんな毎日だから仕事から帰るとグッタリで何もできなかった。



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