主人から「歩こう!」と言われていた。
痩せなきゃいけない3人と体力をつけなきゃいけない1人。
息子は歩くことが嫌いじゃないので、出かけるつもりでいたが、娘がごねていた。自転車ならいいけど歩くのはヤダァと。私も歩くことは好きじゃない。歩くのが嫌いな私が娘を説得する。「痩せたいでしょ?」でも説得力が無い。やっと腰をあげた娘も含め四人で出かけた。
車を走らせて駐車場に停め、歩き始めた。ん?なんだか見覚えのある場所だ。
「お母さんはね、10分歩いたところでリタイアしたんだよ」
主人に言われて思い出した。 前に来たことがある。 睡眠薬を飲んだ翌日起きられないまま主人に連れて来られた場所だった。
そして歩くこと10分。
「ここだよ〜!お母さんこのベンチで爆睡しちゃったんだ」
主人が楽しそうに言う。
「日焼け止め塗って来なかった」 ごちゃごちゃ言う娘をなだめながらみんなで歩いた。 風が心地よく、道端の雑草や小さな花がかわいく思えた。 こうして四人揃って歩くなんて、そう何年もできるものじゃない。みんなの予定が合う休みの日は歩きたいと思っている。
帰りの車の中で主人の髪が短くなっていることに気付いた。 「髪切った?」 って聞いたら、 「3回に一回しか気付いてくれない」 って言われちゃった(笑)

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