まさに満身創痍。
上から行くと、頭痛、胃痛、舌の痛み、腰痛、左膝の痛み、右足の痛み(坐骨神経痛)。そして睡眠時間は2時間。
息子の高校は科目毎にオリエンテーションを受けて、カードをもらわないと授業を受けられない。定員オーバーになるとカードはもらえないので、その期の授業は受けられない。これはかなり凄まじいものがある。
去年初めて経験した私と姉はビックリした。
モタモタしていると、バンッとドアを閉められ、時に鍵を閉められる。 息子は行くつもりではいたのだが、私の予想通りダメだった。
私はこのカード配布にボロボロの状態で臨んだ。
何度も資料を見直し、いつどこの教室に行けばいいかをチェックする。 1時間目は一番すごい状態で、教室に人が入りきらなかった。カードをもらえるかどうか不安でドキドキする。息子のためにカードをもらいたい。もしかしたら通えないかもしれなくても、権利だけはもらいたい。
わーっと人が流れる中で私は懸命に先生の方へ向かった。人に押し戻されそうになりながら、泳ぐように前へ前へ。 まずは第一関門突破。 こんなことが、あちこちの教室で同時に行なわれている。
次は体育のカードをもらうため、体育館前の通路に並んだ。昨日に比べて寒く風も冷たい。でも時間前に体育館に入れてはもらえない。ガチガチ震えながら、時間を待っていた。
あんなに事前にチェックしたのに、数学のカードをもらう時に場所を間違えてしまったらしい。誰も来ないのでおかしいと思って担任に聞きに行った。慌てて教えてもらった教室に行くと、4分過ぎていた。
恐る恐る教室に入ると、先生が変な顔をして私を見ている。
そして、
「後ろの人、ドア閉めなさい」
と言った。ドアは閉まっている。
「鍵!鍵を閉めなさい!」
と怒っている。
時間を守らない人がいるからそうするのだろうが、これにはマイッタ。
生徒がバラバラと先生のところに行ってカードをもらっているので、どうすればいいかわからなくて聞きに行こうとすると、
「後にして下さい」
と止めを刺された。
涙があふれた。
自分の体調が悪い時は人の言葉が突き刺さるように感じる。人には色んな事情があるんだ。でも理由にはならない。
なぜこんな学校に息子は通わなければならないのだろう、とさえ思った。
そして息子の気持ちが痛いほどわかった。
帰ってから、息子に今日の出来事を話すと、息子は落ち込んでしまった。
「本当は自分が行かなきゃいけないことなのに。ごめんなさい」
と。
「ごめんなさい、じゃなくて、ありがとうでしょ?」
と言うと、
「ありがとう」
と言ったが、息子は沈んだままだった。
私も誰にも言わずにいるのは耐えられなかった。
息子が落ち込むことは無い。私が代わりに落ち込んで来たのだから。
息子は高校1年目の前期だけこのカード配布を経験している。その時ほとんど休まずに学校に行き、14単位を取得した。そして力尽きた。
中学で不登校だった子や、何か事情があって転校した子も多い学校だ。人を押しのけて前に行けない子だっている。
強くなれ!と言っても強くなれない子もいる。そんな中でこのカード配布の制度はどうなんだろう?と疑問に思った日だった。
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