12月に入ってまもなくのこと。
息子の同級生Y君から電話がかかって来た。
「おばちゃんに頼みたいことがあるんですけど」
AVを借りてほしいと言う。
18歳だからもう借りてもいい年齢なんだけど、恥ずかしくて借りられないと言う。
色々考えた末、自分で借りなさいと言った。
そういうビデオを見たいというのは、彼が健康に成長している証だし、みんな乗り越える壁みたいなものなのかなと思ったからだ。
電話でそう言うと、
「自分で借りるけど、一緒にビデオ屋さんまで行って欲しい」と言う。
今回だけということで承諾し、30分後に待ち合わせをした。
待ち合わせ場所に行くと彼はビデオ屋の袋を見せて、
「自分で借りられた」
と言う。
「そうなんだ。よかったね」
と言って、別れるはずだった。
その場を立ち去ろうとする私をY君が呼び止めた。
「ちょっと相談したいことがあるんです」
軽い気持ちで「いいよ。何?」と言うと、 「人に聞かれたくないんで」と公園の隅の方に私を誘った。
そこでY君は、
「小学生の頃から、おばちゃんが好きだったんです。でも、どうにもならないことじゃないですか」
「・・・そうだね」
「でもね、どうにもならないことだってわかってるし、無理だってわかってるけど、抱きたいんです。
「・・・・」
「無理ですよね」
「無理だね。ごめんね」
「いえ、いいんです。伝えたかっただけなんで」
まさか息子の同級生にそんなことを言われるなんて思ってもみなかったので、ちょっとドキドキしていた。
男女共学の高校に通っているけど、好きな子はいないと言う。
それから少しだけY君と話をした。お互いが本当に好きな人とSEXしてほしいと私は言った。
Y君はうなづき「じゃあね」と言って別れた。
彼が私に対して恋心があるとすれば、それは母親像としてなんじゃないかと思う。Y君のお母さんはとても厳しい人だ。うちに遊びに来ていて、私を見ていたのかもしれないけど、隣の芝生は青いってヤツだよね。


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