新しい職場・・・
二日目は凹んでた。
昨日が三日目。 なんだか楽しくなって来たぞ、と思った。
事務の人に、
「看護婦さ〜ん、仕事中に足を切ったっていう人が来てるんですけど、見てもらっていいですか?」
と言われ、
「ハーイ」
と言って、ガーゼを掴んで待合室へ。
足に血のついたハンカチを巻いている男性がいる。
見ると、パックリと穴(傷)が開いている。これはナート(縫合)だ、と思ったら、なんだか気持ちがシャキーンとして来た。 ガーゼを傷口に当ててハンカチを巻き直した。 「このまま少しお待ちください」 と言い、
診察室をのぞいて、
「先生、足を切った患者さん来てます。ナートだと思います」
と言う。
「準備しておいて」
と言われて、バタバタ。
不謹慎かもしれないが、私はこの緊張感が好きなのだ。
事務処理をして「お大事に」と言ってカルテを運ぶのは、看護師じゃなくてもできるぞ。
不安な気持ちで病院に来ている患者を、笑顔で迎えることも大事だし、精神面を支えるのも大事な仕事だと思っている。でも、それだけじゃものたりない。
私が外科、整形外科が好きなのは、傷の処置をする、注射の介助、または注射をする、包帯を巻く、など諸々の作業をすることで、自分も治療に関わっていることを実感できるからなのだ。
それにしても、覚えなきゃいけないことが山のようにある。
同じ整形外科でもその場所によってやることが違う。基本的に変わらないこともあるけれど、違う方法をとっていればそれを覚えなければならない。 レントゲンの撮り方も、骨密度の測り方も全然違う。 初めて勤めたのが大学病院だったので、レントゲンは放射線科、検査は中央検査室、滅菌は滅菌室というように、全て業務が分かれていた。 個人医院はそれをほとんど看護師がやらなければならない。 さすがにレントゲンまでは撮らないが、データ入力や、記録、滅菌も掃除も看護師がやる。
これからも、凹んだり、浮いたりしながら、一人前の看護師になって行くのでしょう。年は食っていても、今のクリニックでは新人ですから。 いつまで経ってもベテランになれないのはなぜ? 同じところにず〜っと勤めればいいのかな。
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