| 2006年06月08日(木) |
改めて自分が看護師だと思った一日 |
今朝、小池さん(仮名)のご主人から電話がかかって来た。
「立てなくなってしまって、今熱が6度9分で、熱が出るとてんかん発作を起こすっていうのが今までのパターンなんです。もしかしたら、発作を起こすかもしれないので・・・今日は休ませたいと思います」
今までの私なら「わかりました」と言って電話を切っていたかもしれない。 今の職場で働き始め1年4ヶ月が過ぎた。色々なことがわかって来て、利用者だけじゃなく、家族のことも見えて来た。
小池さんのご主人はとても疲れたような声をしていた。最近娘さんが結婚したばかりで、小池さんの介護はご主人が一人でしている。 小池さんは若年性の認知症。現在64歳。調子のいい時は椅子にすわることもなく歩き続ける。睡眠のリズムは一定ではなく、家族は眠れぬ夜を過ごす事もある。そして最近よくてんかん発作を起こすようになった。
ご主人の疲れた声を聞いた私はとっさにこんなことを言っていた。
「失礼な言い方ですけど・・・とても疲れた声をしていらっしゃいますね。大丈夫ですか?一人でずっと介護をするというのは大変なことです。疲れがたまってしまったら長続きしませんから・・・これから施設長と相談してみます・・・」
とにかく、小池さんを受け入れようと必死だった。
ご主人が倒れてしまってはいけない。
施設長である姉や医師の義兄とも相談し、デイサービスでの受け入れは可能ということになった。
「もしよろしければ、いつも通りにお迎えに行きますが・・・」
「いいんですか?じゃあお願いできますか?」
そうして、てんかん発作を起こすかもしれないという状態の小池さんを受け入れることにした。
小池さんは最初時眠った状態だったので車椅子に移動し、常にスタッフのそばにいるようにして、見守りをした。11時近くなったら、少しずつ目を開き言葉も出てきたので、看護師見守りでのシャワー浴をする。
小池さんのことばかりを見ているわけにはいかない。 胃ろうの人が二人いるので、微温等や経管栄養を入れるとか、痰が出たら吸引するとか。
突然I川さんが「具合が悪い」と言い出し、血圧を測ったら上が88だった。ふらつきもあるので布団に寝てもらう。
鴨下さんの咳が止まらなくなる。サチュレーション(酸素飽和濃度)を計ったら、数値が低い。酸素吸入開始。氷片を口に含ませる。
お風呂から上がった小池さんは少しの間起きていたが、また眠くなった様子なので布団に移動。
「デイサービスで働いている」と言ったら「老人の幼稚園ね」と言われたことがあるが、それはちょっと違う気がする。
今日は比較的人数の少ない日なので看護師は一人しかいない。 この中であっちで処置をし、こっちに呼ばれ・・・座る暇も無い。
自分の頭の中で優先順位を考えた。看護師は一人しかいないから、自分がやらなきゃいけないことは順番にやるしかない。介護士に頼めるものは頼むが。
バタバタとしているうちに時間が過ぎた。
夕方、小池さんのご主人から電話がかかって来た。
「今日は親切にしていただいてありがとうございます」
「いいえ。でも、本人のことはもちろんですが、ご家族の負担を減らすのが私達の仕事ですから」
帰る頃には笑顔もみられるようになった小池さんを見て、ホッとした。
今日は、
「私って看護師だったのねーー;」
と感じた一日だった。
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超眠いので誤字脱字乱文にて失礼。
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