家族はそれぞれにがんばっている。
人と歩む速度は違うだろうし、寄り道しながらである。それでも確実に進んでいるのだと思う。
二葉は時々学校に行けない日がある。友達のことで色々悩みもある。人間関係というのはどこに行ってもつきまとうものだから、いい経験になるだろう。
一生は学校に行ける日もあり、行けない日もある。
私は学校に行くことよりも、友達ができたらいいなぁと思う。
時間が無いというので、駅まで送ろうとしたが、「無理だ」という息子を乗せ高校に向かった。それでも教室に行くことはできなかった。
私は駐車場に車を停め、落ち葉を拾った。職場の行事の「収穫祭」で絵を描くことになっている。その絵に本物の落ち葉を使いたいのだ。思いがけず、たくさんの落ち葉を拾うことができてうれしかった。
そうやって夢中になって落ち葉を拾っていたら、いつの間にか私の目の前にきれいな色の蝶々がやって来た。3匹の蝶がひらひらと舞う。
水色と薄紫の中間色。まるでルリマツリの花のような色だった。枝に止まった瞬間をカメラで捉えようとそ〜っと追いかける。しかし、逃げられてしまい、私と蝶の追いかけっこは20分も続いていた。
カメラに収めることはできなかったけれど、またあの蝶々を見たいと思う。
そして白く美しい花が咲いているのを見て、携帯で写真を撮った。 こんな時に限ってデジカメを忘れている。
結局授業に出ることができなかった一生とそごうのレストランでオムライスを食べた。「学校に行けない、無理だ」と言っていた時の顔とはまるで別人だった。
一生が、一年の時に親しくしていた友人からメールが来たとうれしそうに教えてくれた。彼は今学校に行けないらしい。学校で会わないのは彼がずっと向こうに(たくさん単位をとって)行ってしまったからだと一生は思っていたのだ。
彼は単位のことを気にしているらしく、「何単位取った?」と聞いて来た。 一生の単位数を聞いたら安心したに違いない(笑)
そんな友人を大事にしてほしい。
娘にも友達を大事にしなさい、という話をしている。 友達が離れていったことを娘は悔やんでいた。「離れて行った友達よりも今いる友達を大事にしなさい」と娘に話した。そして自分が自分らしくしていれば、二葉を必要とする友達は戻ってくるものだと。
娘も息子も私もいろんな問題を抱えて生きている。その家族を主人が包んでくれる。これ以上の幸せは無い。
そう思っていても、なぜか涙が出て来た。

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