母は昨日姉の家に行った。
5日にどこかに行くから、 「コーディネートしてちょうだい」 と母に言われ、先日買ったばかりのGジャンをまず選んだ。 Gジャンと言っても、普通のGジャンとはかなり違う。
薔薇の花が見事に表現されている、素敵なものである。 とても、Gジャンと呼べるようなシロモノではない。
インナーには、少し押さえた色のキャミソールとシースルーのカーットソーを 選んだ。そしてスカートは少し長めの白。
どこに行くのかは聞いていなかった。
今日になって、母から電話が・・・・。
「あのね、5日の日に行くホテルは、あのジャケットじゃダメだってお姉ちゃんが言うのよ。綿だから、って」
「えっ?綿だからダメ?そんなに格調の高いホテルに行くわけ?」
「よくわかんないけど、綿だから素材的に、って言うのよ。だから赤いシルクのジャケットと他のもの何か送ってくれない?」
と母に言われた。
送るのは構わない。だけど・・・・
それを買った時私は一緒にいたので、値段も知っている。 結構高かった。 Gジャンというよりも、素敵なジャケットである。
「これお母さんに似合いそう」と言って、母が試着し、
「高いよね。でもこのぐらいのご褒美もらってもいいよね」
と言って買ったものだった。
「あのさ〜いちいち品質表示を調べるわけ?たとえば、この前私が買った合皮の4900円のジャケットならいいわけ?」 と御託を並べてしまった。
それ以上言うと、母が困るので 「わかった。すぐに宅急便で送るよ」 と言って電話を切った。
「私だったらそんなホテルには絶対に行かない!」と独り言を言い放った。
主人だって、ジャケット着用というゴルフ場に行くことがある。 でもジャケットを持っていない主人は、買おうともせずにスーツの上着を持って行く。
「だって、入る時に着てるだけでいいんだもん」 とこんな調子だ。
所詮私達は庶民さ。
格調高きホテルになんか行かないね。
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