八王子に行って来た。 義父のお見舞いである。
私達に気付くとニコニコ笑う。それだけでうれしいのだが、言葉を失った義父はどんな思いでベッドに横たわっているのだろう。右側に麻痺があり、手にも足にも硬直が見られて来た。離れているとそれをどうすることもできずに歯がゆい。
先日行った時、背中がかゆいらしく、自分で少し動いていたので、パジャマのファスナーを下ろしてかいてあげた。
「痒いところとか、痛いところは無い?」と聞くと、
「イタミは〜〜・・・」とハッキリ言った。 二葉が驚いて、
「しゃべった!」と言った。
時々発語することは聞いていたが、「あ〜」「う〜」以外の発語を聞いたのは初めてだった。うれしくて涙がにじんだ。
手足を拭いて、マッサージし、
「また来るね」と言って帰って来た。
今の病院には3月末までしかいられない。次の病院を探さなければならない。 義母は病院探しに疲れて来たらしい。 それでも前向きな人だから、先のことは考えないようにしていると言う。
ある病院は700人待ちだと言う。(それは入れないことを意味する) 介護を必要とする患者を受け入れる器が少なすぎる。自宅に連れて帰るとなると、義母が疲れて倒れてしまうのではないかと心配だ。
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