うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2003年01月21日(火) エロおやじと花談義

「エロおやじ」と言われる人がいる。
看護婦の白衣をさわったりするので、みんなに嫌がられている。でも、そんなに悪い人ではなさそうだ。ただ、言葉がやけに女っぽいのが気になっていた。

そのエロおやじ(Cさん)が腰痛の注射をしている間、先生と話をしていた。Cさんは慶応を中退し、サラリーマンを23年やった後、脱サラしたと言う。先生がいなくなったところで、

「脱サラして何をやっているんですか?」

と聞くと、

「農業ですよ」

と言う。

「何を作っているんですか?」

と聞くと、

「種蒔いて、花を咲かせてる」


「園芸農家さん?」


「そうそう」


「Kさんは何の花が好き?」

そう聞かれ、

「ニゲラとかマトリカリアとか・・・たくさんあって何を答えたらいいかなぁ」

そばで聞いていた看護婦のAさんが、

「ずいぶんオタッキーじゃない?」

と言う。

花好きの間で、ニゲラとかマトリカリアは珍しい花じゃないよと思っていたら、

Cさんが、

「そうでもないよね」と。

思わぬところで、Cさんとの花談義が始まった。


Cさんは白くて小さくて横に這う花が好きなのだと言う。

私は、例えばハーブなら「カラミンサ」のように、小さい花が好きだと言った。

デルフィニウムでも、「ベラドンナ」がいいとか。とにかく私は小さくて線の細い可憐な花が好きだ。

火曜日はいつも忙しいのに、なぜか今日は6時ごろの患者の数が少なくて、10分ぐらいCさんと花の話をしていた。

「脱サラして、こんなに楽しい仕事があったのかって思った!すごく幸せだよ」と語るCさんの手は、土で汚れ、爪の間も真っ黒だった。

「エロおやじ」という印象しかなかったCさんのイメージが大きく変わった。また花の話をしたいと思う。今度会う日が楽しみだ。






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