主人と母と3人で「ニューヨークの恋人」をDVDで見た。 最初主人は別のものを見ようと言ったのだが、私と母が悲しいストーリーのものは嫌だと言ったので変更になった。
DVDは、ただ映画を見るだけでなく色々な特典がある。監督の思いや、役者のコメントを聞けたりする。それを見ているうちに、ある謎が持ち上がった。主人が、秘書役の女優と、看護婦役の女優が同一人物だと言う。私と母は違うと言った。主人はそれを確かめるまで、納得できなかったらしく、何度も同じシーンを見ることになった。結局、同じ女優さんではありませんでした。
女はね〜男よりも女を見ているものなのよ!わかったか〜!
他にもいくつかの疑問が湧いて、主人は寝られない。私も、なんとなく見ていた。 そんなことしていたら、4時になってしまった。
最後の方で監督が言っていた。
「あんまり考えすぎないこと」
深読みするのはやめようよ。
ところで、我が家に7泊した父だが、ブツブツ言いながら病院に戻って行った。病院はかなり嫌なようで、母にものすごく怒って最後は口も聞いてくれなかったらしい。
その父だが、元々風呂嫌いなのに、ここに来たら銭湯に行くのが楽しみになっていた。 薬の副作用で、「パーキンソニング」と言うパーキンソン特有の歩き方や、足腰に力が入らないという状態は続いている。それに、これも副作用止めの副作用と言われている「せん妄」いわゆる「ボケ」に似た症状だが、時々見られる。こんな状態で父をお風呂に入れるのは大変らしい。主人は父を連れて行くと自分が洗う事ができないと言う。「ここに座っていてくださいね」と言っても、座っていなかったりするので、目が離せない。
そんな父とお風呂に行った主人が、背中や他の部分を洗ってあげて、
「大事なところは自分で洗ってくださいね」と言ったら・・・
父は、
髪を洗い始めたと言う。
父の大事なところは髪だったのかーー;
次に行った時、また主人が、
「大事なところは自分で洗ってくださいね」と言ったら、
横を向いて、
主人の背中
を流し始めたと言う。
みんなで笑った。そして悲しくなった。
8月には「退院の日を決めましょう」と言われるまで元気になっていたのに、今はまるで別人のようである。
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