二葉が学校に行けなくなって約1ヶ月。担任の先生はいい人でちゃんと話を聞いてくれるけど、不登校に関して理解しているとは思えない。ずいぶん前に久しぶりに学校に行った時、いきなり6時間授業をして、二葉はぐったりして帰って来た。 少しずつ始めたいという気持ちはわかってもらえない。
「今日は、授業を受けることはできないけど、校長室に行くことならできる」と二葉が言うので、家庭訪問も終っていないことだし、担任と話をした。先生はいろいろと考えて下さったが、どうしてもかみ合わないところがある。 家に帰ってから、私は一生や二葉に昼食を食べさせ、再び家を出た。今度は病院に行くためである。以前私が受診している病院に、一生も受診していたことがあった。「外に出られない」ということで、何かいい方法はないかと思っていたところ、私の主治医が「先生に相談してみたらどうですか?」と言うのだ。 「でも本人が来られないから」と言うと「お母さんだけでも大丈夫ですよ」と言われたので、相談してみることにした。しかし、結局いい結果は得られなかった。「本人が来ないと薬も出せないし、話を聞いたところ、自閉症みたいな気がしますね」と先生は言う。私は「それを言うなら『内弁慶』じゃないですか?」と言いたかった。前は「分裂病予備軍」と言われ、今度は「自閉症」か。
一生のような子に「抗不安剤」や「精神安定剤」を出すわけには行かないのだろうか。本人が来なければしょうがないと言われても、外に出られないから困っているのだ。
この先生と話していて、なんの解決方法も得られないと感じ、診察室を出た。前回の受診から一年以上経っていると、初診扱いになるらしい。診察料の他に初診料と紹介状が無いからと千円余計にかかり、3900円もかかってしまった。それで何の糸口も見つからないなんて。お金がもったいなーーーい。
二葉は夜私に手紙をくれた。 「お母さんは小学校の頃、いっぱいがんばってえらかったんだね。ふーちゃんは学校に行きたいよ。友達と遊びたいよ。でも学校に行くことを考えると吐き気がしてくるの。ふーちゃんの気持ちわかってほしい」と書かれていた。 先生は、教室に来てしまえばなんとかなる、と言う。でも、そんなに簡単な事ではないと二葉は訴えるのだ。
二葉に関しては先生に理解してもらって、もっとのんびりやって行くつもりだ。
一生に関しては、隣りの市に個人病院でいいところがあると聞いたので、行ってみようと思っている。
そんな毎日なので、私の睡眠時間は削られ疲れ気味だ。
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