| 2003年11月04日(火) |
「オーバー・ザ・ムーン」 |
1999年アメリカ 監督トニー・ゴールドウィン キャスト ダイアン・レイン ヴィゴ・モーテンセン アンナ・パキン リーヴ・シュレイバー トヴァ・フェルドシャー
あまりにも若くして妊娠、出産したパールは、家族を愛してはいるけれど、今の自分に時々やりきれなさを感じている・・ あっというまに過ぎ去ってしまった青春、あきらめた夢・・こんなはずではなかったのに・・・そんな思いにとらわれる彼女は、毎年訪れる夏のキャンプ地でウォーカーと出会う。
ヴィゴが素敵だよ〜って言われて観たのですよ・・・そしてたしかに・・もう素敵でしたとも!! (もみあげには驚きましたが)あの低い声(しかも時々しか喋らないところがまた・・)、あの目線。役柄がね、またぴったりなんですね。車で衣料品を売りに来るいわゆる「ブラウス屋」さん。いかにも自由で、なにものにも囚われない。 お礼にって言われてTシャツを着てみたパールに、値札を取ってあげるよ・・ってそれを噛み切るところなんて!!もうーどうしよう・くらくらしちゃいました(笑) 月面着陸の夜のラブシーンもセクシーですしね〜。 不倫ものですけど、どろどろした感じでは無かったです。川のシーンとか、驚くほど大胆ですし!!(イヤ、びっくり〜) 「二人っきりで星空の下で眠るような自由な旅をしよう」彼にそう囁かれたら(まさに囁くって感じ)!!ああ、これはもうなんて魅力的な!!私だったら絶対断れないだろうなあ・・・・
でも、パールのだんな様は素敵ですよ。彼の「夢をあきらめたのは君だけじゃない」この言葉は、私にはパールの思いよりも響いたな。だって、そもそもパールの夢ってなんだったんでしょう?それが伝わらないから、彼女にあまり共感できなかったのかもしれません。 そしてお姑さん。息子を思い、孫を思う彼女の気持ち。息子の思いを語る彼女に、やっぱり親子って(夫婦より)絆は強いのかなあ・・って思ってしまった・・ 娘役のアンナ・パキンは、ダイアン・レインに面立ちも似てるし、思春期の少女の揺れる気持ちが素直に出ていてとても良かったです。 ボーイフレンドに「フレンチキス」をされて目を白黒する彼女は、とても可愛いの。
「君に夢をあきらめろって俺が言ったか?」だんな様の言葉です。 たしかに!!そうですよぉー。 結婚したって、子どもがいたって、あきらめないで欲しいな。自分が絶対かなえたい夢なら、それはいつかかなうものだと。 「自分は、のぞまれない子なの?」などと娘に言わさないで。
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