1957年アメリカ 監督ビリー・ワイルダー キャスト タイロン・パワー マレーネ・ディートリッヒ・チャールズ・ロートン エルザ・ランチェスター
久しぶりに観ました!でも、やっぱり面白い、すごいわ〜 アガサ・クリスティーの名作「検察側の証人」を映画化したものだけど、原作はこんなに長いお話じゃないのね、すっごくシンプルなの。そのシンプルさがラストの驚きをよけい際出させて余韻を残すのだけど、映画はそのラストの驚きにもうひとつドンデン返しを用意してあるんですよ。だから、原作読んでてもこれは楽しめると思います。
病み上がりの弁護士と彼の看護婦とのかけあいが面白くて、(これは映画オリジナルです)見逃せませんよ。心臓の悪い彼のために電動式リフトで階段を上がったり、降りたりするところや、法廷でのココアとブランデーのすり替え、こういうのが映画を楽しくするんだわね。
もちろん法廷でのシーンも見ものです!看護婦の目を盗んで葉巻を吸ったりお酒を飲んだりしていたたぬき親父のような弁護士の面目躍如!間の取り方や、話術が上手い! タイロン・パワーの誠実さぶり、マレーネ・ディートリッヒの悪女ぶりも。 とにかく最後までのめりこんで楽しませて驚かせてくれる作品です。 最後の看護婦のセリフはいいわね〜
そして、最後のお約束(映画を観てない人のために絶対に結末は言わないこと)は守りましょう!
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