瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2003年01月06日(月) 人生の夢 「ブロウ」

2001年アメリカ 監督デッド・デミ
キャスト ジョニー・デップ ペネロペ・クルス レイ・リオッタ 

1970年代にアメリカのドラッグマーケットを牛耳り、キングと呼ばれた男ジョージ・ユングの半生をジョニー・デップが演じる。

ジョージは、密売をビジネスと割り切って夢を託したけど、他のことにその才能を使って欲しかった・・夢を使い果たした後に待っていたのは、裏切りと転落の人生。

悲しい・・自分にとって本当に大切なものは何かにやっと気づいた時、彼はすべてを失っていたから。
刑務所から父親にあててのメッセージ。
「父さんが言った『金は幻のようなものだ。』という言葉が今になって分かったよ。父さんのようになりたかった・・。」

家族のため必死に働き、妻とジョージを愛した父親。ジョージが何度刑務所に入っても、その生き方を理解できないと言いながらも愛しつづけた父。
レイ・リオッタの父親がそのメッセージを聞きながら、唇をふるわせるシーン。(ほんとうにぶるぶると震えているんです。涙します)

ラストもせつない。
ジョージの償いの言葉をクリスティーナが聞くことはない・・のだろうか・・。


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