マーナのフィクション日記
ネットゲーム「KING of CHAOS」で、ネバーランドに住む一住民のなりきり仮想日誌。   ゲーム内での同居人の許可を得て、勝手に会話してます。

2002年11月01日(金) それぞれ

静かな足音がする。
ドアの前で逡巡する気配。
…ああ、ユーキ様だ。
さっきドアの前で立ち止まって、また遠ざかって行った足音はどくたあさん。
やだな。
そんな風にされると出て行きづらい。

しばらくおいて、躊躇うようなノック。
「どうぞ、ユーキ様」
遠慮がちにそぉっと顔を覗かせて、私の様子を見てから安心したように笑った。
「ちょっと相談があるのですけど…。今いいですか?」
「はい。大丈夫ですよ。…あ、窓開けましょうか。天気も良さそうですし」
大きく開けた窓から、ひんやりした風。
ああ、空が高い。

「相談って…、めずらしいですね。私が相談することはあるけど」
「実はすこし国を出ようかと思っているんですよ」
あの時以来、ユーキ様はプリエスタを出ていない。
「何かあったんですか?」
「…何も。ただマーナさんを見ていて、ちょっとうらやましくなっただけですよ」
胸の前で組んだ腕を見つめながら、深呼吸する。
「実は出国の届け、出してしまったんですけど…革命の呼びかけが」
「革命ってプリエスタで?それ、出ちゃって良いんですか?」
小さく頷いて、笑う。

「結果を見届けるまでもないでしょう。多分…いえ絶対に」

もう一度、こちらを向いて笑う。
「私もベルヌを出ますけど、何処かへ一緒に行きます?」
「そうですね。…でも今回はひとりで行きますよ。気楽にのんびりと」
「あ…じゃあこうしません?」

ナイショの約束。



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