*Fine Diary*
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2021年12月22日(水) 今年三回目

まだこの日記を目にしてくださる方はいらっしゃるのでしょうか?(笑)
ご無沙汰しております。今年三回目の日記です。

まずは経過報告から。

三か月おきに受診しては検査をしている状態で、その間は服薬も無くいたって
普通に生活しております。
仕事の方もコロナの感染対策を重々気を付けつつ、続けております。
経済的なこともあり勤務を週三回に増やしました。
体力的にはどうやらこれが精いっぱいのようで、仕事行かない日は家事を
ゆっくりしてゴロゴロしてという生活です。
医療関係の仕事なので仕事に行けば自分が看護、介護する側ですから病気の
ことは忘れてしまっていることが多いです。
たぶんそれが精神衛生上良いのではないかと思っています。

娘も就職し、その身の回りのお世話をして二人で暮らしております(夫は
相変わらず単身赴任です)
女二人の暮らしですがなんとものんびりした娘ですので私ものんびりと
穏やかに暮らしています。

昨年保護して縁あってうちの子になった猫、琥珀は一歳半になりました。
茶トラ白の器量よしの彼女との暮らしは 娘と私にいつも話題と笑いをくれ、
励ましをくれます。
娘と「琥珀さんのためにがんばろうね」といつも言い合っています。
月一で帰ってくる夫も琥珀さんにはメロメロで、始終抱っこしていたりして
気づくと猫のおもちゃが増えています。
自身の子どもたちにも子煩悩なパパでしたが、新しくできた”娘”にも子煩悩
な夫でした(笑)



受診と受診の間に働いて、家事をして、娘と笑って暮らしているうちに もう
一年が過ぎてしまいました。

治療を始めて来月で三年。手術して二年半。最後の抗がん剤治療を終えて
一年と三か月。
おかげさまで随分元気になりました。
じつは明後日また病院の定期受診の日です。
毎度祈るような気持ちで受診しています。
どうか再発していませんように、と。

時々、以前書いた物語たちを読み返します。
ほんとに自分が書いたのか?と思うほど記憶が曖昧になっています。
つまりまるで他人様が書いた物語のような気がしていたり。
物に対する考え方や 認識が変わったせいもあるのかな、とも思います。
澪やメグたちは私の中でまだ生きていますけれども 動画がここまで楽しまれ
ている世界で、文字だけで世界を紡いで人に伝えるというのは中々難しくなって
きたな、と読み手としても書き手としても思ってしまいます。

でもいつかまた澪やメグと向き合ってみたいなという思いもあって。
いまはなんだかただ暮らすことで時間が流れて行っていますが 彼女たちは
待っていてくれるでしょうか?

2021年もこうして暮れていこうとしています。
今月末には誕生日を迎えまた一つ年を取ります。
元気に新しい年を迎えられそうなことは本当に有難いことです。

来年もよろしくお願いいたします。





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