■ 豆文 ■
 2002年05月24日(金) 【 SHIMIZ FOODのはなし:2 】

パターン2


 私は某ショッピングセンターに勤めています。
 毎日レジに立っていると、自然とお客様の顔を覚えます。
 人間観察が楽しいと言うのもあるんですが、そんな仕事が私は好きです。

 で、ここ数カ月、覚えた中でも得に気になる人が数人。
 その中で今日来てくれたのは、とある男性でした。


 その人は徒歩でやってきます。
 いつもスーツを着ています。珍しい片眼鏡を付けています。
 それで、スーツのポケットに両手を突っ込んで、のんびりと入ってきます。
 中に入ってカゴを手に取って、まず大体カゴに入れるのが

 
 やっぱりネギ。


 ネギ好き、多いんでしょうかこの地域。
 あと昨日来た女性とは違ってお金に困っていないらしく牛肉とかも入れます。高いやつ。
 その割にお豆腐を選ぶ時は暫く悩んで一番安いのを入れます。
 その辺の基準はいまだ分かりません。

 一時期マメにオレンジジュース(100%)を買ってたのですが、最近はウーロン茶に変化したみたいです。
 好きなお菓子はじゃがりこ(サラダ味)みたいです。


 それで、レジに来たその人はパートのおばさんの間でも評判になる位かっこよい人で、歳は多分20歳半ば。
 やっぱり決まりなので私は「カードはお持ちですか?」と聞きます。
 知ってます。いつもカード払いな事位。
 あといつもカードを出しながら「煙草もらえますか」と言う事も。
 その煙草はラクダ柄だと言う事も。


 会計が終わってカゴを持ってゆくその人をつい目で追いかけます。
 袋詰め
 何であんなに似合わないだろう。


 そんな気になるあの人、なんとある日対面しました。
 それは

 いつもの女性。

 知り合いらしかったその女性とはち合わせた瞬間、その人の顔に微妙な恐怖感が浮かんだような気がしました。
 反対に女性は冷静なもので、そのうち何だかんだで並んで店内をうろうろし始めました。
 時々何か白熱した感じで語り合いながら
 やがて女性がとった行動に私は一つだけ謎が解明したと思いました。
 だって、自分が手に取ったウーロン茶をその人のカゴの方へ入れてます。

 そうか、あなた用だったんですね。

 でも、
 どんな関係なんだろうな。
 何か部下と子分(むしろ下僕)みたいな感じですね。


 まぁともかく、またおいで下さいませ。


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