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鬣をきいた。 浮き舟きいて不覚にも泣く。 春の匂いも芽吹く花も 立ちすくむあたしに君を連れてはこない
春がこようといくら季節が巡ろうとあたしが自らこぼしたものは何も 何一つも戻ってこない。 沢山の「君」。それだけじゃなくて。 痛いほど思い知って、だけど 時間が経てば変わることも沢山あって もう眩暈がするほど沢山あってあたしの中じゃ処理しきれないけど 失った「君等」を儚みながら変わっていく自分も悪くないかなと 勝手に思ってる。
精神系の本を読めば読むほどあたしはノイローゼよりは重い病理なのだなーと 思う。 心身症だけじゃなくてよく考えたらほんとうに気違いじみたことばっかりしてる。 わけのわからないことですぐなくし、結構前だけど手首切るし ほんとうに傍迷惑なやつだなー・・・。 結局のところ、ひとと深く関わってるわけでもなし。 最悪なくらい我侭だとやっと自覚でき始めた。
感情も押さえ込んでしまいそうになるけど そんなことしても全く意味がなくて 余計に不気味になるだけだ。 タダでさえ不気味なのに。 ちゃんとしたところで笑えない泣けないしゃべれない。
せめて何かこうして書いているときくらいもう少し感情的になれたらなと願ってやまない。 「誰か」の期待に応えようと必死になればなるほど惨めで 誰かなんて結局自分が作り出したに過ぎない幻想で 何人たりとも振り向かなくなる。
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