今日彼は実家に帰ってしまった。 上野から出る新幹線はやてで。 嗚呼、はやてが憎い。
上野の新幹線の改札まで見送った。 時間が来て、軽いキスをして、彼は新幹線に乗り込んでいった。
どうしてあたしに話す時間をくれないの? もっともっと、話したいことは沢山あるのに 聞きたいことも沢山あるのに もっと話したいのに
でもね ふっと思ったんだ。
飼い猫は犬と違っていくら飼われているからといって いつも従順なわけじゃない。 だから、ちょっとした悪戯もしたりする。 彼にとっちゃ、悪戯行為には感じないんだろうけどね。 他の男と寝るということを。 別にわざわざ言うつもりはないけど。
どうでもいいけど、生理がきてあたしの身体は普段よりも生々しい。 経血がたらたらと流れ出ている。 痛い。 鈍痛があたしの子宮を支配する。 なんでこれだけ体重が減っているのに、生理なんかきたりするんだ。 そんなにあたしの子宮は命を孕みたいといっているのか 痛みは、その叫びなのか
・・・そんなわけないとあたしは思いたい。
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